もの書きチーム「ふみ屋」の作品をご紹介!

番外編1

バスターポリス 百花繚乱!  

番外編その1 バディの誕生  

(ME)テーマ曲、盛り上がってから、FO。

(SE)トントン。ノックの音。

小桃「はーい! どうぞ」

(SE)ガチャ。ドアを開ける。

瞳「ちゃーっす!」
小桃「あ、瞳! 葵とゴンは?」
瞳「一緒だよ」
葵「突然、集まってくれなんて、なんかあったの?」
ゴン「おいしいお菓子を買ってきたとか?」
小桃「あのねー。あんた、食べることしか考えられないの?」
ゴン「(嬉しそうに)うん!」
瞳「いいから、ゴンのことはほっといて」
葵「用ってなに?」
小桃「(自慢げに)ヘヘヘ。ジャーン!」
瞳「なに、これ? 犬のおもちゃ?」
葵「間抜けそうな顔してるし」
ゴン「でも、可愛いじゃない」
瞳「足、短いし」
ゴン「でも、可愛いじゃない」
葵「おもちゃの割には結構デカイし」
ゴン「でも、可愛いじゃない」
瞳「ああ、もう!」
瞳・葵「うるさい!」
バディ「そうだワン! うるさいんだワン!」
ゴン「わ、しゃべった!」
バディ「当たり前だワン! おいらは最新のAIを搭載したロボット警察犬なんだワン!」
葵「ロボット警察犬……!?」
バディ「おまえらも、さっきから、よくも好き勝手なことばっかり言ってくれたワン!」
瞳「(笑ってごまかす)アハハ、まあまあ」
葵「小桃、どうしたの、これ?」
小桃「真行寺エレクトロニクスが超対編と共同で開発したロボット警察犬なんだって。とりあえず試作機ができたんで、実用テストのために、あたしがしばらく預かることになったの。だから、こっそり持ち込んでるわけじゃなくて、教官たちにもちゃんと許可を取ってるんだよ」
ゴン「へえー、すごーい! 名前はなんていうの」
バディ「バディだワン! 日本語で『相棒』って意味だワン!」
ゴン「アイボ!?」
バディ「わ、バカ! ちゃんと伸ばさなきゃだめだワン! あくまでも『相棒』、『相棒』だワン!」
瞳「なに、焦ってるの、こいつ?」
葵「知らない」
ゴン「で、どんなことができるの?」
小桃「視覚、聴覚、嗅覚は普通の犬の三百倍。しかも、超対編のメインコンピューターとリンクしてるから、そこから得た情報を瞬時に分析することができるのよ。たとえば、指紋を読み取って、それを指紋リストと照合し、身元を確認するとか」
瞳「へえ、それはすごいね」
葵「でも、こいつ、しっぽがプラグになってて、コンセントに差し込んであるよ」
瞳「エッ!? ってことは……」
小桃「そうなの。それが最大の弱点なのよね。高性能すぎて、これだけのメカを駆動させておけるほどの超小型バッテリーの開発がまだ進んでないの」
瞳「じゃ、コンセントのあるとこじゃないと使えないってこと?」
小桃「今のところはね」
葵「ダメダメじゃん」
ゴン「あ、しっぽのつけ根に黄色いテープが巻いてある! これって、これ以上コードは延びませんっていう印だよね。電気掃除機とおんなじだ!」
瞳「掃除機犬かあ」
葵「どうりで間抜けな顔してると思った」
瞳「足も短いしね」
バディ「お、おまえらなあ、言いたい放題言いやがって! そういうやつらは、こうしてやるワン! ウー、ワンワン!」
瞳「わ、バカ! やめろ!」
葵「こら! 噛みつくんじゃない!」
ゴン「キャッ! なんで胸ばっかり狙ってくるのよ!」
バディ「ウー、ワンワンワン!」
小桃「バディ、だめ! やめなさい!」
バディ「ワンワンワン! 噛んでやるワン! 押し倒して、グッタグッタにして、それから、それか――」

(SE)プシューッ! 

ゴン「あ、止まった」
瞳「プラグがコンセントから抜けたんだ」
葵「自分の限界を自分で証明したってわけね。小桃、これ、本当に実用化できるの?」
小桃「うーん、まあ、長い目で見てあげるっていうことで……」
瞳「長い目ねえ」
葵「私はダメだと思うけど」
ゴン「でも、可愛いじゃない」
瞳・葵・小桃「(否定的に)エーッ!?」

(SE)テーマ曲、盛り上がってから、FO。



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