もの書きチーム「ふみ屋」の作品をご紹介!

バスポリ16-3

バスターポリス 百花繚乱!  

第16話 九十九教官の秘密  

ACT 3  

ME テーマ曲FI、盛り上がってからFO。

瞳「きょ、教官……!」
九十九「瞳……。お前とは、ちゃんと話しておかなくちゃいけないと思っていたんだ」
瞳「だ、誰にも言ってません! だから、だから……、命だけは……!!」
九十九「……なっ、何を言っているんだお前は!?」
瞳「え? 教官は、私を殺しにここへ……」
九十九「私がお前を……殺すッ!?」
瞳「違うの? じゃあ、教官はなにしにここへ……?」
九十九「そ、それは……」
瞳「まさか……まさか教官もキオクアヤツリンを!?」
九十九「……なんなのだ、その未来の秘密道具的なネーミングは?」
瞳「……あ、いえ、あの、その……あ、あの、私、昨日のこと……」
九十九「見たのだろう……」
瞳「あ……」
九十九「……見たんだな」
瞳「……は、はい」
九十九「ふっ……。鬼教官の正体を知って、呆れた、いや、軽蔑したか」
瞳「いや、そんな! そんなことありません! そりゃあ確かにちょっとイメージ違った……ちょっと? ううん、すごくイメージ違ったんで、なんてゆーか、ビックリしたって言うか不気味って言うか『気持ちわるっ!』っていうか、あ、でも教官にもあんなかわいいところがあるなんて……ちょっと好きになったって言うか……」
九十九「今、途中でずいぶんひどいことを言ったな、瞳」
瞳「す、すみませんっ! かわいいとか言ってごめんなさいっ!」
九十九「そこじゃない」
瞳「あの……一つ聞いてもいいですか?」
九十九「なんだ?」
瞳「教官にとって、あのぬいぐるみって何なんですか?」
九十九「どうしてそんなことを聞く?」
瞳「教官が、あのぬいぐるみをとても大切そうにしていたから、ちょっと気になって……」
九十九「……瞳は、家族からプレゼントを貰ったことがあるか?」
瞳「え? ええ、誕生日とかクリスマスとかに、ちょくちょく」
九十九「そうか……」
瞳「プレゼントっていっても、ダンベルとかサンドバッグとか、体を鍛えるものばかりでしたけどね。アハハ……」
九十九「私がプレゼントをもらったのは、一回だけだった」
瞳「え……たった一回……?」
九十九「私の父は仕事人間でな、家にもろくに帰って来ず、娘の私と顔を合わせるのも、年に一度あるかないか。もちろん、誕生日やクリスマスを一緒に過ごしたことなど、一度も無かった」
瞳「一度も……」
九十九「けれどそんな父が、どういうわけだか、たった一回だけ、お祝いをくれたんだ。私が警察学校に入学した時にな」
瞳「それが、あのぬいぐるみ……」
九十九「可笑しいだろう? もうぬいぐるみを貰って喜ぶ歳でもなかったのに」
瞳「い、いえ、そんなことは……」
九十九「でも、あの仕事一辺倒な父が、慣れないおもちゃ屋で迷いながら、必死で私のためにぬいぐるみを選んでいる……そんな父の姿が目に浮かんで……すごく嬉しかったよ。エリート教育とやらで友達もいなかった私には、クマぽんはたった一人の友達になった。クマぽんの前では、本当の自分をさらけ出せた……」
瞳「それで、教官のお父さんは、どうなさってるんですか……」
九十九「……」
瞳「あ、ご、ごめんなさい、余計な事を聞いて……」
九十九「いや、いいんだ……」

SE 警報

九十九「この警報は……!」
瞳「イレギュラー!?」

ME テーマ曲、盛り上がってFO。



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