もの書きチーム「ふみ屋」の作品をご紹介!

バスポリ11-1

バスターポリス 百花繚乱!  

第11話 決意の銃弾  

ACT 1  

(ME)テーマ曲、FI。

NA(小桃)「二十一世紀も既に十数年が過ぎ、日本は新たなる繁栄のときを迎えていた。だが、常識を超えた超常生命体、通称『イレギュラー』による怪奇事件が勃発! 不可能犯罪と呼ばれるそれらの事件に対処すべく、警視庁は専任の捜査部門を設立した。それが、警視庁刑事部超常現象対策特別編成部隊、通称『超対編』である。その中でも特に、イレギュラーと直接対決する実戦チームの『バスターポリス』は、市民の守護神として高い尊敬と信頼を勝ち得ていた。これは、バスターポリスを目指し、バスターポリス養成所で奮闘する四人の少女たちの物語である」

(ME)テーマ曲、FO。

九十九教官「全員揃ったか?」
瞳・葵・ゴン・小桃「はい!」
九十九教官「本日は、野外での模擬戦闘訓練を行う。チームごとに、自分以外のメンバーを敵として、互いに戦うのだ。使用する弾丸はゴム弾だから、撃たれてもケガをすることはないが、結構痛いし、痣ぐらいは残る。腕や足を撃たれた程度なら戦闘を続行してもよいが、腹や胸、頭など、致命傷を負うような場所に弾丸を受けた場合には、死んだとみなされ、即、戦闘中止となる。最後まで生き残った者は十ポイント、その後は順に、七ポイント、四ポイントとなり、最初にやられた者はゼロポイントとなる。模擬戦闘とはいえ、殺すか殺されるかの真剣勝負だ。本気でやれ!」
瞳・葵・ゴン・小桃「はい!」

(ME)緊迫感に満ちたブリッジ。

(SE)ガサガサと草をかき分けていく。

小桃(M)「みんな、どこにいるんだろう。最初に出会うのが、葵じゃなきゃいいなァ。葵と撃ちあったりしたら、一発でやられちゃうもんね。そしたら、ゼロポイントになっちゃうよ」

(SE)ガサガサ。草をかき分ける音。

小桃「誰!?」
ゴン「そっちこそ、誰よ!」
小桃「なんだ、ゴンかァ! よかったーっ!」
ゴン「なによ、よかったって! あたしだって、やるときにはやるんですからね!」
小桃「あたしだって負けないわよ!」
ゴン「じゃ、勝負する?」
小桃「いいわ。いくわよ!」

(SE)バンバンバン! 三発の銃声。

ゴン「どう! この華麗なガンさばき! あたしが三発も撃ってるのに、あんた、全然撃てないじゃない」
小桃「いくら撃ったって、当たらなかったら意味ありませんよーだ!」
ゴン「あれ、当たってない? おっかしいなァ、ちゃーんと狙いをつけたはずなんだけど」
小桃「フフフ。その点、あたしは、ちゃんと狙いさえつければ当たりますからね。覚悟なさい、ゴン!」
ゴン「うう……!」

(SE)草をかき分けていく。

小桃「アッ!」

(SE)ズデッ! 転ぶ。

(SE)バン!

ゴン「どこ狙ってるのよ。弾は、全然違う方向に飛んでったわよ」
小桃「転んだ拍子に引き金引いちゃったのよ。アーン! 膝ッ小僧すりむいたーっ!」

(ME)緊迫感に満ちたブリッジ。

(SE)遠くのほうで、草をかき分ける音。

葵(M)「誰かが、こっちに向かって進んでくる!」

(SE)草をかき分ける音が大きくなってくる。

葵(M)「瞳だわ! 瞳はまだ、わたしに気づいてない。悪いけど、わたしの最初の獲物は瞳ってことになるわね」

(SE)草をかき分ける音が止まる。

葵(M)「充分、射程距離内ね。しかも、無防備に全身曝してる。瞳、度胸があるのはいいけど、こういうときには、物陰に隠れながらコソコソと進まなくっちゃね。頭は可哀想だから、心臓に狙いをつけて、と。後は引き金を引くだけ。引き金を……引くだけなのに。どうして!? どうして、引き金が引けないの! このわたしが、どうして……!?」

(ME)テーマ曲、盛り上がってから、FO。



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