鯨問題の本質が分かる
反捕鯨国から「タフネゴシエーター(タフな交渉人)」と言われてる水産庁の現役官僚でおられる著者の鯨問題の本質を付いた良書。読むと何か「・・・何でこんな偏見の押し付けで捕鯨を止めなきゃイカンのだろうか・・・」と哀しくなります。変な宗教で野蛮人扱いする諸外国の人の理路騒然と反論するのにはこういう書籍を読むのをお勧めします。わが国の正当性が良く分かりますので。星五つ。
クジラの竜田揚げが忘れられない
小学校の給食は粉乳とまずいことこのうえない食パン4切れでした。毎日のおかずもまずくて、給食の時間は拷問にも似たものでした。そんな中で「クジラの竜田揚げ」だけが子供達のお楽しみメニューでした。そのクジラが高級牛肉より高価な時代になろうとは。 どんなデータで示そうと、日本人にとって大切な食文化であることを説こうといっさい耳をかしてもらえない。ひげの一本まで無駄にしないで有効に利用してきた捕鯨国日本は、石油が出る以前に鯨油だけ利用してあとは廃棄してきた歴史を持つ国に屈服せざるをえない現状を、この本でかいま見ることができるでしょう。 たくさんの反捕鯨国票の数の論理で従わざるを得ず、だからといってIWCを脱退できぬお家事情も抱えて今に至りました。しかし日本が警告してきたような「生態系」の破壊の兆候が出てくるなど、捕鯨禁止の状況もようやく変化の兆しを見せてきました。物言わぬ多数の日本人がおそらく首を傾げていた素朴な疑問が渦巻く荒海で一筋の光明が見えたようでうれしいことです。 「クジラの陰謀」という書籍があり、こちらの方も国際的パワーゲームの中で捕鯨問題を捉えた書でしたが、それに続く「くじら入門書」です。くじらの資源保護、食文化と絡み合った国際政治、これからの捕鯨そして私たち日本人はこれからクジラが食べられるかなど捕鯨問題を考えよう、という私たちにわかりやすく語りかけてくれます。「くじらの竜田揚げ」で育てられた世代のみならずたくさんの方が読んで「くじら」について考えるきっかけになる書だと思います。
非科学的な反捕鯨派を痛快に論破
実証的データと、毅然とした立場に立脚した見事、痛快な論破。日本の官僚にもこうした方が居るとは、まだすてたものではないものだ。あと、環境「保護」団体のテロ行為に対して実証的データを持って戦っているわけだが、これは左翼への態度の取り方とも通じるものがあり、この面からも勇気付けられるものである。
うん!これは役に立つ!
今通っている高校で卒業論文を書かなければなくて、捕鯨を課題にしてみると全然日本がなぜ捕鯨をしていいかと言う科学的にも論理的な理由が書いている本が全然見つからない。だがこの本は(結構偏見てきなことも書いてあるが)そのことがちゃんと乗っているではないか!この本一つで十分だと私は思う。
宝島社
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