投資家・アナリストの共感をよぶIR



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日本におけるIRの手引きとなります。

米国に比較して日本のIRは2-3年遅れているといわれています。実践でどのようにIRを行っていくのか考えるときにも、日本においては指針になるものが米国に比べて非常に少ないというのが現状です。メディアの認識も遅れており、日経新聞・日経金融のような経済・金融に通じていると考えられているメディアも、IR関連の記事に関しては残念ながら独りよがりの偏った記事が多いといわざるを得ないでしょう。また、米国においてはNIRIが実践的なIRに関するガイドブックを発表していますが、日本には同様のガイドラインがありません。そのような中、各社のIR担当者は手探りで進んでいっているようですが、この本はそのようなIR担当者に明確な指針を与えてくれるでしょう。一度読むべき本と言うよりは、IRの関係者は机に一冊用意しておき適宜参考にするべき本だといえると思います。
IR本格化の時代の好著

日本の株式市場も、外国人投資家の存在の高まり、時価会計の導入、持ち合い解消などから、投資家への情報開示IR活動を本格化してきている。日本初のアイ・アール ジャパンが設立されのが1984年12月。それから16年になる。それから本書が登場するように、IRが一過性のブームではなく、その重要性に対する認識が広がってきた。1990年代、IRとともに、株式市場で重要性を増し、IRよりも市民権を得たのは、アナリストの存在だ。筆者は野村総研出身のベテランアナリストで、直近は、新規公開企業に特長を持ついちよし経済研究所専務研究理事だ。このベテランがアナリストの経験も織り交ぜ、「投資家・アナリストの共感をよぶ」を送り出した。IRの歴史、課題から、IR会社、IRコンサルタントにも紙面を割き、包括的なIR入門書と言えよう。単なる入門書、ノウハウ本ではなく、投資家向けビジネスと企業向けビジネスの利害は異なる。この点に関して、日本のIR会社は「やや曖昧」などと課題やコメントも示唆に富んでいる。



東洋経済新報社
経営戦略としてのIR
価値創造のIR戦略―情報開示と投資家関係づくりの経営
インターネットIR戦略入門
IR戦略と開かれた株主総会
「企業価値」はこうして創られる―IR(インベスター・リレーションズ)入門 (朝日選書)