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AFRICAN PASSION DANCE
KEIKO OKUMURA


ここは赤道直下のアフリカの心臓部コンゴ。
それはそのまま地球の心臓でもある。
モイ(太陽)・マカシ(強い) 熱いのは太陽ばかりじゃない。
モト(人間)・マカシ(強い) 人間そのもの 人の心も熱く強いのだ。
夜ごとキンシャサの街は、熱気とエネルギーで満ち溢れる。
街のあちこちにあるバーから流れる音はひしめきあい、通りを歩くと、その音達は迫ってくる。
いつまでも果てることなくエンエンと続くうねるような音の波は、風に乗り、街中にこだまして響きわたる。その音の洪水の中、人々は水を得た魚のように泳ぐ。踊る。アフリカの都会の夜は眠らない。夜を通して踊るがまま。こんな過酷なコンゴの状況の中でも歌うことをわすれない。踊ることをわすれない。おしゃれをすることをわすれない。それは生きることをわすれないのと同じように。
都会のキンシャサッ子、キノワーズは、踊りとおしゃれが人生さとばかりに夜ごと熱く輝く。人生はその一瞬一瞬が美しい。この一瞬に輝かないで生きてる意味はない。
あるのは「今」この瞬間だけ
踊る 踊る
踊っている時が生きている時
キンシャサの街は「今」の時代に生きるアフリカの若者達が洗練された新しいコンゴミュージックを作り聴いて演って日々踊り続けている。街は音楽と人々のエネルギーに満ち溢れ、確実に未来に向かって息づいている。
人々は周りの苦しい状況にもかかわらず自分達自身の内にある灯りを明るく灯し、自分自身の内から輝かせて生きることを知っているようだ。 貧しくて不自由が多いこの街だが、人々は誰もが心から音楽を愛しそれはそのまま生きる喜びとなって現れている。音楽は形なきエネルギーだ。ある時は大きな愛のエネルギーとなって国境、人種、宗教などあらゆる分離をこえ地球の上をかけ回る。回って回って人間の細胞のミクロの世界から宇宙のマクロの世界までかけめぐり大きな一つの輪へとつなげていくのだ。 すべての人の鼓動が一つになって
踊る 踊る
宇宙と溶けあって
喜びも悲しみもすべては生命の光
踊る 踊る アフリカの夜にきらめいて