テッカマンブレード

登場作品:
「宇宙の騎士 テッカマンブレード」

テッカマンブレード1

名称:
テッカマンブレード
人間時の名称は相羽タカヤ。愛称はDボゥイ(*1)

Story
宇宙物理学の権威相羽孝三はタイタン調査団のリーダーとして、自らの家族(3人の子ども)やクルーとともに宇宙船アルゴス号に乗りこみ探検の旅に出た。しかしアルゴス号は土星衛星軌道上で謎の異星生命体ラダムの母艦と接触してしまった。肉体を持たない脆弱な知的生命体であるラダムは常に、繁殖するために活動する肉体を求めていた。ラダムはアルゴス号クルー全員の肉体を"テックシステム"に取り込んで生体兵器テッカマンへと改変し、彼らを地球侵略作戦の尖兵としようとしていた。だが孝三の体質はテックシステムに適合しなかった。意識を取り戻した彼はラダムに意識を取り込まれる直前の状態にある次男のタカヤ一人をシステムから解放してアルゴス号の脱出ポッドで地球へと送り、同時にアルゴス号を爆破しラダムの地球侵攻を大幅に遅らせることに成功し、同時に自らの命を絶った。

…この時からタカヤの戦いが始まった。彼は来るべきラダムの地球侵攻を阻むため、ラダムに取りこまれその尖兵となった仲間や自身の兄弟達と戦う使命を、今は亡き父より託されたのである。

 連合地球暦192年。ラダムはラダム獣をもって人類の惑星進出の夢を賭け作られた宇宙開発基地であるオービタルリング(*2)を瞬く間に占拠し、地球侵略を開始した。通常兵器では傷つけることすらできない強靭無比のラダム獣に対し、軌道上へ上がる手段を絶たれた人類はその侵攻作戦をなす術もなく見守ることしかなかった。
 外宇宙開発機構(スペースナイツ)はラダムにより地球に降り注がれた謎の物質のの調査・分析をしていた。そこにアルゴス号の脱出ポッドが飛来した。アルゴス号より地球に到達したタカヤは、当初はスペースナイツと反目したものの幾多の戦いを経て彼らと協力するようになり、自身の素性を隠しつつともにラダムの地球侵攻を阻止すべく戦いを始めたのであった。

全高2.32m 重量81kg(軽いっ!)

交友関係:
スペースナイツの面々、特にアキミリーテッカマンレイピアこと相羽ミユキ

能力:

テッカマンブレード2
・テッカマン/テックシステム:
”テッカマン”とはラダムにより作られた生体兵器であり、ラダムが寄生する肉体、でもある。
テッカマン製造にあたっては、まずベースとなる「知性を持つ肉体」を”テックセット”システムに取り込み、その肉体を遺伝子レベルから再構成する(これを”フォーマット”という)。
その後ラダムの意思の宿る”ラダム虫”がフォーマットされた肉体に寄生し、人体のテッカマンへの変更が完遂される。
 フォーマット化された人体がシステムボックス(クリスタル)を使用すると、フォーマット時に体内に充填された未知の物質“テクスニウム”とシステムボックスから供給される未知の元素“ディゼノイド”が反応を起こし、人体表面に強靱な外骨格が形成される。その後システムボックスの“光=物質変換機能”によってアーマーや高機動バーニア等の機械的ユニットが形成され、外殻に組み込まれる。フォーマット化された人体に外殻が構成されると同時に、ディゼノイドの一部が体内に侵入し、神経細胞であるニューロンに特殊な作用を促しその肉体の反応速度は急激に加速される。こうして凄まじい機動力と重戦車なみの防御力、人類の想像を絶する戦闘能力を秘めた戦闘ユニット“テッカマン”が完成する。

なお、ラダム側から見ればテッカマンも使い捨ての肉体に過ぎず、フォーマットにより急激に変更された人体はその後数年しか生きることはできない..

テッカマンブレード3 テッカマンブレード4

・テッカマンブレード:
 ブレードの能力は、同時期にフォーマットされた他のテッカマンと比較してもかなり高いものであるらしい。Dボゥイの高度に訓練された高い身体能力とラダムへの凄まじい怒りと憎しみが、ブレードの力を本来の能力以上に引き出している。ブレード最大の弱点は変身時間の制限である。本来ラダムのシステムであるテッカマンを、「地球人の意識を保ったまま」使用することには大きな危険が伴う。ブレードの場合は変身後30分を過ぎるとその意識は失われ、暴走してしまう。

・武装:
テックランサー:ブレードの両肩に内蔵された“光=物質交換装置”によって生成されたランサー(両刃槍)。中央部から二つに分割して使用することも可能である。
テックシールド・テックワイヤー:通常時はブレードの腰後部に装備されている小型の盾で、主に左腕に装備して使う。その先端には射出式のワイヤーが装備されており、無重力空間での移動やランサーの回収などに威力を発揮する。

・技:
クラッシュ・イントルード:頭部・腕部・肩部・脚部等の身体各部を変形させ、脇腹に装備されたバーニアユニットを全開使用することによって高機動戦闘を可能にする。複数の敵に囲まれた際や強行突破の際等に使用。
ボルテッカ:両肩に装備されたブレード最強のエネルギー兵器。”反物質の対消滅反応”を利用した技術により開発されたものと想定されている。凄まじい破壊力を秘めているが、1度のテックセットで1発しか発射できないという制限がある。発射後はエネルギーを使い果たしほぼ戦闘不能となってしまう。

・機動兵ペガス

本来はスペースナイツで使用されていた作業用のAI搭載ロボットであったが、クリスタルを失い変身できなくなったDボゥイを再びブレードに変身させるため改装されペガスとなった。Dボゥイは変身/変身解除時にぺガスを呼び出し、その内部に収納されることで破壊されたクリスタルを使用しても変身可能となり、同時に干渉スペクトルの効果から逃れることが可能になった。 機銃7.2mmバルカン砲4門、レーザーランチャー2門やミサイルを装備し、単体でもラダム獣と戦うことが可能な性能を秘めている。 なおテッカマンエビルの”PSYボルテッカ”に対抗できるブレードとペガスの合体技”ハイコートボルテッカ”使用には、ペガスに組み込まれたフェルミオン砲(*3)が不可欠である。

 …ペガスと共にラダムと戦い続けたブレードだったが、一度破壊されたクリスタルと地球側の技術によるテックセットシステムの再現には限界があり、結果としてDボゥイの身体は徐々に組織崩壊によって蝕まれることとなった。
後にDボゥイは、テックシステムに秘められた更なる進化の可能性を突き詰めるため”ブラスター化”を実施し超強化形態ブラスター・テッカマンブレードへと至るのだが、その進化は彼の肉体だけでなく、記憶や精神をも蝕むものであった..

備考:

テッカマンブレード5

 ブレードが放映されていた1992年、私は一人暮らしして大学に通ってました(ゴーグをレンタルビデオ屋で発見したのも同じ年だったりする)。
なんつーか、非常に濃いぃSF設定がお客を選んでいたような気がしないでもないこの物語なのですが(やっぱり舞台が宇宙/敵が異星人って設定で、なおかつ真面目に話しを作ろうとすると、70年代ならともかくこのご時世には難しいよなと思う..)、もとよりSF好きな私にはもー文句のつけようのない作品でした。最初は視聴者にも全く伏せられていたテッカマンの素性、Dボゥイの秘密、ラダムの真相が徐々に明らかにされていく設定の妙、友や肉親、特に最愛の双子の兄弟と戦うことを宿命づけられた主人公の悲哀、そして何よりも戦うごとに壊れていく主人公の肉体と精神.. 
 すげー話しがあったものだと思いますね。当時受けていた社会学のせんせが講義の中でよくこの話しを取り上げていました。いや、見てないひとにはワケワカだったと思うのですが..

 ご多分に漏れず私も、最終決戦直前にDボゥイが生家を訪れテッカマンエビルこと相羽シンヤの過去の独白に触れた46話には大いに涙したものです。笑えることに今思い出すだけで泣ける.. シリーズ製作を決めたときから作られることが決まっていたというこのエピソードの破壊力は、やっぱりすごい!ここまでついてきてよかった!という代物です。
 見てないひとには頑張ってみて欲しいのですがねぇ。ブレードも。私の中ではマジでゴーグの次クラスのランクです。
 どちらも全てのキャラが立っていて、エピソード構成も優れており、設定も素晴らしい。ブレードはそれに加えてラダムの造形(デザインじゃなくて生物としての設定。45話でその全てが明らかになったときは私もぶっとびました..)が秀逸で。やっぱり思うのですが、神は細部にこそ宿るものですね。細かな仕事を積み重ねた作品は外れがない!…テッカマンの場合ストーリーはこの点完璧だったのでしょう。作画落ちが目立ったという話しもありますが、私はまあ許容してましたね(笑)

OPテーマは大好き!特に後期OPテーマの歌詞の絶望っぷりったら、なかったですねぇ。

…全50話は長いなぁ(笑) なのでDVD出ているのだけど買ってはいないのですが。ね。とにかく素晴らしい。あーまた見たい。でも近くのレンタル屋にはない..

 ブレードの造形について文句つけるべき部分は何もない、です。完璧な美しさと秘められた強靭さもまた、ブレードの魅力でした。実際ブレードを超えるテッカマンはデザイン的に作れなかったと思います。ブラスターブレードも高貴な印象でとてもよいのですがブレードの完成度には遠く及びません。
 エビルもまた実に痺れる!造形です。ライバルとして完璧。エビルは尻尾のあるブラスターエビルの方がより異形でより悪!で好きですけどね。その他だとアックスなんかがいい形してたなぁと思います。
…ほぼ同じ時期にOVA「デトネイター オーガン」ってのがありましたけど、オーガンもランサーを持っててPSYボルテッカ然としたビーム兵器も持っていて、ブレードと印象が被ったものですが。両方とも異星人の侵略ネタだし(オーガンは実は!なのだけど..)。元々二つは同じ企画から生じたって噂も聞いたのだけど。どうなのでしょうねぇ。オーガンも好きでした。私は。作りたいってほどじゃないけど。


作品紹介:

テッカマンブレード

テッカマンブレード6 テッカマンブレード7 

可動箇所:超絶可動(29)
頭部:ボールジョイント(1)
腹部:スィング(1)
腰部:回転(1)
肩:基部ボールジョイント(2)
肩:マルチ可動(2)
肘上部:回転(2)
肘:スイング(2)
手首:回転+スイング(4)
指:人差し指&中指部と薬指&小指部(4)
股間:マルチ(2)
腿上部:回転(2)
膝:二重関節(4)
足首:スイング(2)

*2004年5月に製作しました。

 いつものことですがいきなり!あー作りてー!と思うのが製作の動機です。何の予備動作もなしに。ある日いきなり頭の中がブレードだらけになるわけです。そういう意思には逆らってもしょうがないしねぇ。で、いくらなんでも資料なしにはなぁと思うのですが、当時は買い溜めていたBクラブ(ブレード特集号とか!)も全部売っぱらっちまったし(←惜しいことしたよなぁ)、どうしよと思ったのですがその直前に某所でプラモのブラスターブレードを見つけていたので、ブレードもあるかも!と都内のプラモ屋を探し歩きました。そしたら偶然か何か、一日で発見!ブレードとエビルを見つけたので、これはまあ作れってことだろうと製作を決定しました。
 製作にあたってはプラモを素体に関節をフィギュアにしていくか、新規に作るかで悩んだのですが、とりあえずプラモを組んで決めることにしました。…プラモ作るなんて15年ぶりくらいだったりします。作るとやっぱり、小さなパーツがポロポロこぼれてどっかにいっちまって、そういうのがイヤだったなぁとかそういう気分を思い出しました。落ちたって無くなるわけはないのですが、何故だか私にはそういうことが多くて(笑) プラモってものはパーツが一個なくなると台無しってのは辛いよなぁとは今も思うのです。今はまあ無ければなんでも作る、わけだけど。 組んでみると可動は素晴らしいのだけど、造形が..何より肩がデカすぎるし肢も短いし。プラモを核にこれを作るとどう考えてもデカくなりすぎる(まあ2.32Mだから、7インチ級でもいいっちゃいいのだが..)と判断したこともあり、新規に素体組んで作ることにしました。
 胸部は聖闘士星屋素体です。肩の処理をどうしよかなと思うと、基部のボールジョイントが開閉可動と独立したこのフィギュアの仕様がいいなぁと。更にこの素体だと肩基部がボールジョイントである程度動くので、両手で武器を支持するような、かなり広く複雑な可動範囲を持つこともできます。 首関節もこの素体です。頭部は小さく!プラスチックを溶かして造形しました。アンテナはランナーに熱をあてて引き伸ばして形を整えたもの。首は長めに残して後で首周りの装甲を造形できるようにしました。肩は設定通りだとあまりにでかい!のでそこそこ小さく。ボルテッカ開放ギミックは造形を重視してオミットしました。作りも全体にシンプルですね。肘関節はロード怪人セットの豹クン。手首マルチ関節は3インチJoe、手首は豹クンです。次いで下腕部のプロテクターを造形。指はやや延長して爪を鋭く研いでいます。胴体は腰部から先に作りました。股関節マルチはマンガ・フリーク。すぐ上に3インチの兵士フィギュアから切り出した回転&スィングの腕関節部を取りつけ、それをテッカマンらしく細いウェストになるように注意深く肉付けしています。こうして出来た腹部に胸部を接続し、胸部を大きめに造形していきます。股間にはプロテクターを薄く細く作ります。 脚部です。股関節の下に回転関節を接続し、膝関節を繋ぎます。この辺も豹クンの脚部です。膝関節は3.5インチJoeの膝関節を接続して二重関節にしています。足首関節もJoeの膝。あとは装甲化です。腿、膝、足の裾、それにつま先と踵の突起(この辺は可動を殺さないように、バランスも配慮するのでなかなか時間かかりました).

 塗装です。白部分はシルバー。赤部分はメタリックレッド。黄色部分はシルバー地にクリアイエロー、黒部分はブラック。目は青竹色。アンテナ部はアイスマン用に作ったシルバー&クリアブルーの混合色。
…色は処理が大変なのでシルバーにしたのですが、あーシルバーと赤だとウルトラマンですねぇ。

テックランサーはプラモのものです。分割できて素敵。

完成してちょっとの間、細すぎる、繊細すぎる感じが今一つかなぁと思っていたのですが(←プラモがゴツすぎと思ってた癖に..)、撮影して画像作ったらやっぱかっこいいやと愛着が沸きました。逆の例の方が多いのですが、こういうこともあるんだなぁと思います。 

エビルはプラモ買ったこともあるし、異形なのでもっと好き勝手やれるし、黒系なので削りや磨きそんなに考えず造形できるし(シルバーだと表面処理に気を遣う..)、いずれ作りたいですね。


テッカマンブレード8

*1:当初その素性や本名を(視聴者にも)秘していた彼は「危険なことばかりする」ことからスペースナイツでつけられたこの愛称で呼ばれるようになった。

*2:地球全体を取り巻くリングのように設置された巨大な建造物。地表より伸びた数本のシャフトで繋がっており、この建造物の完成によって人類は宇宙船を使用することなくシャフト内の軌道エレベーターで宇宙空間へ莫大な物資と人を行き来させることが可能になった。

*3:テッカマンのデータから唯一地球側の科学水準で再現できた”反物質の封じ込め”原理を応用して作られた兵器。ブレードのボルテッカと同じく反物質の対消滅の原理を利用している。強力な威力を誇るフェルミオン砲だが「反物質の封じ込め」再現は完璧でなかったため、その使用にあたっては大型の制御ユニットを必要とする。後に開発された地球製強化服”ソルテッカマン”にはこの兵器が標準装備されている。


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