登場作品:
「仮面ライダーBLACK」
「仮面ライダーブラック RX」
名称:
世紀王シャドームーン。人間体は秋月信彦。尊称として地獄王子、影の王子など。
Story
:
太古の昔より存在してきた暗黒結社ゴルゴムは人間社会を崩壊させ、怪人の闊歩する世界を創世することをその目的としてきた。五万年の昔よりゴルゴムを支配してきた創世王はその死期を迎えつつあった。創世王はその慣わしに従い日食の日に生まれた二人の若者を改造し、それぞれにゴルゴムの至宝キングストーンを与え世紀王とする。二人の世紀王は相争いその勝者にして両キングストーンの所有者となる者こそが、新たな創世王となるのである。
皆既日食の日同時刻に生まれた南光太郎と秋月信彦こそがその運命によって選ばれた世紀王であった。信彦の父、秋月総一郎はゴルゴムと取引し息子らをゴルゴムに引き渡す契約を交わしたが、光太郎の父正人はゴルゴム加入を拒否した結果光太郎が3歳のときに母と共にゴルゴムに暗殺された。以後光太郎は総一郎に引き取られ信彦とその妹杏子とともに家族同様に育っていくこととなった。
彼らは共に成長し、同じ大学に入学しサッカー部の同輩として変わらぬ友情を誓い合う仲であった
(*1)。19歳の誕生パーティの夜信彦は光太郎とともにゴルゴム大神官の手で彼らの神殿へと連れ去られ、そこで改造手術を施され世紀王シャドームーンの肉体を与えられた。しかし二人の人間としての記憶を消去される段になり信彦の父総一郎が儀式を妨害し、その混乱の中光太郎だけが謎のバイクバトルホッパーに乗って脱出を果たした。その結果世紀王ブラックサンと争い合うことなく、信彦=シャドームーンが創世王の後継者として正式に指名されることとなったがこの事件によって信彦の肉体は深いダメージを受けてしまっていた。
彼はその後長期間にわたり神殿内で回復を待たれていたがその生命力は枯渇する一方であった。業を煮やした大神官の一人バラオムは信彦の妹杏子を誘拐しその生命力を信彦に注いだ。さらに創世王の命によって三大神官の持つエネルギー源、天・海・地の石の力を注がれたことで遂に!彼は復活を遂げた。シャドームーンをライバル視していた剣聖ビルゲニアは彼に襲いかかったが復活したばかりながらシャドームーンの力は圧倒的であった。彼はビルゲニアが試練を経て手に入れた創世王の剣サタンサーベルを奪い取るとBLACKを幾度も苦しめてきた強者の筈の剣聖を一撃で斬り倒したのであった。
復活したシャドームーンは完全な脳改造を受けていた。彼は光太郎にダメージを与えるために杏子とかつての恋人克美に接触し彼らの心にしこりを残し、去った。その直後からゴルゴムは人間にその存在を示しより直接的な攻撃を仕掛け始めた。先陣に立つのは今や大怪人に変身した三大神官達であった。ビシュム・バラオムはBLACKとの戦いに敗れ散っていったがシャドームーンは頑なに自分との戦いを拒むBLACKを人間達を痛めつけることで誘い出しついに二人の世紀王の死闘がはじまった。
能力でBLACKを圧倒するシャドームーンに気迫で追いすがり互角に闘うBLACKであったが創世王の力で一瞬信彦の姿をとったシャドームーンは光太郎の動揺した隙を衝き、BLACKを地に這わせた。彼はBLACKをサタンサーベルで貫き通し勝利した。しかし最後の最後で彼は詰めを誤った。BLACKのキングストーンを抜き取らなかったのである。シャドームーンはBLACKからキングストーンを抜き取るよう最後の大怪人ダロムに命じたが既にゴルゴムの、そして彼の勝利は動かないかのように見えた。
…日本はゴルゴムの支配の下に置かれようとしていた。人々は次々と日本を脱出していく。そんな中ゴルゴムを裏切ったクジラ怪人はBLACKの亡骸を見つけた。彼は以前に助けられ恩義のあるBLACKを救うため一族秘伝の秘薬をBLACKに与えた。キングストーンの秘めた力と秘薬の力を受けてBLACKは復活を遂げたのであった。
ダロムを倒しゴルゴム神殿に至ったBLACKは創世王の間で王の見詰める中、シャドームーンとまみえた。二人の最後の死闘が始まった。元来世紀王の乗機として開発された意志をもつバイク型生命体バトルホッパーはシャドームーンにも制御することができた。シャドームーンに操られたバトルホッパーを取り戻すためキングストーンフラッシュを浴びせるBLACK。バトルホッパーはシャドームーンを振り払い彼に体当たりし、自爆して果てた。この爆発で瀕死の重傷を負ったシャドームーンはしかし闘いをやめようとはしない。BLACKは悲しみをこらえながらシャドームーンの手落としたサタンサーベルを握り、彼のキングストーンを収めたシャドーチャージャーを引き裂くのであった。



作品紹介:

世紀王シャドームーン
可動箇所:通常のフル可動(14)+腰スィング(1)+手首回転&スィング(4)+指スィング(4)+肩アーマー(2)+膝上回転(2)=(27)
*2001年末に可動部を中心に改修を施しました。
悪方面のライダーでもぶっちぎりのかっこよさを誇る御大シャドームーンは当然、BLACK以上に強く造ることを望んでいた代物でした。
素体はユニファイブの5インチ無可動フィギュア (BLACKとニ体セット)。シャドーの方はBLACKよりも顔が小さくまとまっているのが有り難いです。
というわけで製作開始。胸部より上はこいつのために購入した装着変身素体。仮面ライダー一号 (旧) を使用しましたが、無論何でも構いません。首はやや長めに可動素体のものを残して切り、シャドーの首を切断してきて固定します。後に首にスリット状の筋をつけていきます。胸部より下はバダー以降の造形の常でマンガ・フリークの可動部とCORPSの可動部を融合させた前方スィング関節を付け更に下に回転可動部を付けてその可動部の周囲にベルト(前方部は素体から切り出してきたもの) を造形します。最後に腹部に筋を入れ造形を施し胸部をボリュームアップしつつ造形していきます。腕に入ります。肩アーマーはクウガを造った際にグローイングフォームのものが余っていたのでこれを可動素体に取り付け、下にやや延長させながら大型化してシャドームーンのアーマーに形状を合わせていきました。筋を入れて段差をつけて終了。上腕部アーマーの下にも銀のアーマー様の造形を施します。肘関節のすぐ下で可動素体の腕を一旦切断し素体の肘
(エルボートリガー込み) を接続し更にその下に可動素体を長さを調節しながら接続し直します。最後に下腕部にアーマーの造形を施して終了。股間節はマンガ・フリークのものです。腿から下には長さを調節しながらガドル同様に聖闘士星矢素体のマルチ肘関節を埋め込みこれで膝上部の回転もモノにしました。腿は大幅にボリュームアップした後に脇の長方形アーマーとその下のスリットを入れます。脛から下はCORPSの足パーツを軸にしています。足首関節もCORPSの膝関節。足首には勿論素体のものを使います。脛前方には素体から切りとってきた長方形の脛覆いを付けて固定し、更にプラパーツを溶かしながら膝アーマー・脹脛を肉付けして造形していきます。
最後に全身各部のビスを造形します。胸部16箇所、肩部16箇所、腕部22箇所に細かく切ったプラスチックを溶かしながら小さな膨らみを造形し、それぞれナイフで形を整え、最後に磨いて丸くします。完成。
サタンサーベルはオーラバトラー ボチューンの持っていた細身の剣を刀身をやや延長させてプラランナーをねじって造った柄の飾りを取りつけて更にトゲを造形した代物です。握りには持ちやすいよう横に筋を入れてあります。
塗装は楽です。銀色部はシルバー、黒部はブラック、緑はメタリックグリーン、シャドーチャージャーのアクセントに蛍光レッドなどもちょとだけ使っています。頭部は概ね既に綺麗に塗り分けられていたので別に手をつけていませんし特に苦労はないです。手ですが甲と指の甲だけシルバーに塗り、指の関節は0.05mmの黒マジックで塗りました。サタンサーベルの握りはゴールド。刀身はシルバー地にクリアレッドです。
仮面ライダー系は皆、なんでだか造り手として妙に気合入れていますけど
(アメコミはコミックだけどこのカテゴリーは全て”実写”ヒーローを扱うからかも)、こいつも「どーだぁ!」って感じです。無論画面ではともかく実物はビスとかの造形の仕上げが万全ではなくアラもあるのですが。

*1:事件当時信彦は東星大学工学部2年。光太郎は人文学部2年。信彦には紀田克美という彼女がいた。
*2:ブラックがそうであったように彼のキングストーンも結局抜き取られることはなかった。キングストーンの秘めたる力が彼を、蘇らせたのであろうか。
*3:この時期にかなり、錆びた(笑) だいぶ荒んだ日々を送っていたらしい。汚れはクライシスの連中に取ってもらったのであろうか?
*4:実際問題として最後のシーンで光太郎が抱えている「男」の顔は、微妙に、見えていない。文脈で考えれば信彦以外の筈はないのだが。まーあれだね。このシーンだけのために信彦役者を連れてくるのがめんどくさかったのであろう。…そういうことが見えてしまうってことが歳をとるってことなのかねー。知識が増えたり疑い深くなったりすることで、ひとは必ずしも幸せにはならないんだよね。
*5:とはいえ彼の創世王に対する態度はかなり悪い。殆どタメ口だし。死に際でまいっている老人だからとバカにしてるのであろうか?ま、世紀王というのは概してああいったものなのかもしれんが。
*6:単純に色から推測するのであればBLACKの皮膚の中でも通常パーツ以上に硬く
(その分柔軟性は失われているかもしれないが)
造られた肩及び頭部と同じ、艶のある黒色パーツがシャドームーンの概ね全身を覆い、さらにその上からBLACKの重要パーツを守る最硬部、シルバーパーツと同じ硬度のパーツがふんだんに用いられている
(と考えられる)。
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