サマエル


サマエル01

登場作品:
映画「HELLBOY」(2004)


名称:
サマエル(*1)


Story
:ヘルボーイ映画版

 第二次世界大戦末期の1944年10月9日深夜、戦況の逆転を目論むナチスドイツが”異国の謎の老師”こと魔人ラスプーチンの手引きを受け5年の歳月をかけて実行した魔神召還計画「ラグナロク・プロジェクト」によって、冥界への門が開かれた。ラスプーチンが混沌の神オグドル・ヤハドを召喚しようとしたそのとき、アメリカ軍部隊がそれに介入。激戦の最中ラスプーチンは冥界に飲み込まれ姿を消した..同時刻、右腕に巨大なグローブをはめた真っ赤な赤ん坊が出現していた。彼は米軍コマンド部隊に保護され、彼らによってヘル(地獄の)ボーイ(少年):ヘルボーイと名づけられた。ニューメキシコに新設された超常現象捜査局(BPRD)預かりの身分となった彼は、神秘学の大家トレバー・ブルッテンホルム教授の手で育てられた。

 現代。敗戦とその後の追跡を逃れ生き永らえていた、第3帝国の科学者でオカルト結社トゥーレ協会会長でもあるカール・クロエネン等の尽力によってラスプーチンは復活した。彼岸の世界でさらなる力を得たラスプーチンは冥界の魔物サマエルを召喚し、冥界の門を開いて世界を破滅させる鍵を持ちながら、それを知らずに人類に協力しているヘルボーイをおびき出し、彼を利用しようと暗躍を始めていた。多数の卵を産むサマエルは、一度死すごとにその倍の卵が孵っていく。苦戦を強いられたBPRDのエージェントたちは多数の死傷者を出しながら辛くも勝利を収めたものの、クロエネンによってブッテンホルム教授が殺害されてしまった。
 教授の残した手がかりをもとにロシアに飛んだヘルボーイと発火能力者リズ・シャーマン等BPRDの一行を待ち受けるラスプーチン。冥界を現世にもたらそうとする一派とそれぞれ様々な事情を抱えながら秩序を守ろうとする者達との決戦が始まろうとしていた。

身長200cm程度、体重不明。

交友関係:
サマエルの同胞

能力:
サマエル02

強靭な体躯がその最大の武器である。巨体ながら俊敏に動き、圧倒的な腕力と曲爪で対象を引き裂く。耐久力と打たれ強さも驚異的でヘルボーイに再三殴られ、叩きつけられても立ち上がってくる。長い舌は伸縮性に富み巻きついた対象(生体)を麻痺させる猛毒を分泌する。
サマエルは大量の卵から成る。一体が滅ぼされれば卵からそれに倍するサマエルが孵り、急激に成長して新たなるサマエルの群れとなる。

備考:

サマエル03

映画ヘルボーイは勿論観ました。ミニョーラが映画に関わると原作の進みが遅くなるのがナニですが,,次回作も決定したようですね。
・クロエネンさんのブレードテクニック素晴らしすぎ!
・エイブは別に..アレだけかよって感じ。もっと出て欲しかった。まあ元々強キャラではないが、原作では大活躍!だったので。
・リズさんはなかなか美人で、雰囲気あっていいですねぇ。原作でも無論不美人ではないけど、神経質っぽさがもっと強調されてた印象だったので。
・「破滅した世界の空にブランブランしている巨大な触手」というビジュアルイメージは素敵です。
・ヘルボーイは..パールマンであることは別にいいのだが。デザイン的には足はやっぱ蹄がいいねぇ。銃撃ちすぎ。やっぱヘルボーイはぶん殴るのが身上でしょ。血を流すあたりも貧弱。
・ラスボス攻略は彼の比類なき頑丈さに帰するわけだが、それが分かりにくいので映画的に説得力がないのかも。

ヘルボーイの精神年齢ネタもリズへの恋慕も、映画的に必要なのは分からんでもないが、冗長に過ぎますね。大体観たひとはこの辺同じように感じるらしいけど。原作のイメージとは異なる!ので個人的にはちょい不満です。てゆうかいらないと思います。私はあくまでも寡黙で誠実でベテランで、いつも痛い目見ている彼が好きなのだが。
…ストーリーもちょっと残念。。原作の呪われた血族の話しには背筋がゾっとする怖さがあるのだが、それもラスプーチン一派の策略レベルにされちゃうと..まあ全体を教授とヘルボーイの「父と子」の話しとすると、彼の精神年齢とかも受け入れざるを得ないのだが。というわけで。流れる雰囲気や映像は評価するけど、ね。DVDは買いますよ。うん。 まあ次回作ができれば今回の冗長さの部分が生きてくるのかな、と。私にとってはクロエネンの不気味さと動きの素晴らしさ、サマエルの異形に惹きつけられた話でした。

で、私は本編中ひたすらサマエルの動きと造形に魅せられていた(笑) 私にとっての愛は作りたい!なんだよねぇ。その邪悪さ、生物を超越した「魔界の生物」としてのリアルさ(骨格もあるし)、俊敏な動作と頑丈さ、往生際の悪さ(笑)、観ながらずっと「作るならどうするか?あそこはどう処理するか?」など考え込んでいました。いやはや。 

作品紹介:

サマエル04

サマエル05
 
サマエル

可動箇所:超絶可動(25)
頭部:回転&上下スィング(2)
顎部:開閉(1)
腹部:スィング(1)
腰部:回転(1)
肩:マルチ(2)
肘上部:回転(2)
肘:スイング(2)
手首:回転+スイング(4)
股間:マルチ(2)
腿上部:回転(2)
膝:スィング(4)
足首:スイング(2)


 とゆうわけで。ひさびさーの製作再開(3ヶ月ぶり)ということもあり、復帰作は左右のバランスとか細かく考えなくてもいい異形系をチョイスしました。サマエルも原作からして水棲のモンスターであり(実際に水中でのバトルもある)、私としてはかねてからクトゥルフ神話中のモンスター、Deep Ones(深きものども)を作る!という野望もあったので、それも合わせて実現してしまおうか、と..深きものどもはブラックシーベノムを素体に作る予定でしたけど、何年も前にアメリカのカスタマイザーがそれネタでやっちまっていたので、そのままやるのはイヤだったのです、ね。
 今回は(てゆうか今回も)有り余る素体を横目にかなりケチった関節、余っていた関節の寄せ集めで構成しています。素体にはTOYBIZ5インチの傑作フィギュア、バイオハザード1のハンター/キマイラセットハンターを使用しました。この素体をもとにハンターを作った実績もあるのですが、最近衝動買いしたものの使い道がなかったのですよねぇ。最初い素体を解体します。腰を外して回転関節から変なギミックを外して、ついでにボディーを腹部と胸部に切断して分けて、内部メカを掻き出して5インチフィギュアのスィング関節を入れて再接続します。頭部に位置する軟質素材製の鎧状パーツと頭部を外して、空いた場所に前方向で回転関節(首)を入れます。首の上下スィング関節はTOYBIZ6インチフルポーザブルスパイダーマンの手首関節を使用。これで回転&スィングの怪物系最強可動。更にスパイディの指関節を顎関節とします。使い切ってますねぇ。こうして作った基部にプラを溶かして被せて兜状の頭部を造形していきます。髪にあたる触手はこの日のために溜め込んでいた(笑)ゴム被せのフィギュア固定用結束ワイヤー(バダードラスの触覚等に使用)を幾つか穴あけたプラ板に刺して曲げてプラスチック溶かして固定して、それを兜の後部に接続します。なもんで長い触手(8本)はペンダブルで可動しポーズとれます。これだけでは寂しいので更にプラパーツで触手を増やしています。肩はハンターのまま。解体して分かったけどこれってボールジョイントじゃなかったのだねぇ。肘関節はCorpsのもの。手首には3怪人セットの手首回転関節を接続してそこに手首のスィング関節は素体のものを使用しています。手も素体のままです。下腕部はわざと一方に寄せて細く作って、プラランナーで”骨”部を造形します。股間節は3怪人セットの蛇クンの肩関節で構成したマルチ関節です。やや大きめのカスタムなので。肢は素体を流用しつつです。膝上部の回転関節は蛇クンのもの。膝関節は素体。前に折れる足首関節は和物プライズ商品用7インチ素体(ゴルゴ13の素体として大量購入していたもの)の膝関節を使用。
 あとは造形作業。全身に筋を入れて下腕部にはスパイクをいくつか入れて、最後にサマエル独特の紋様を筋入れして終了。

塗装です。まず全身を焼鉄色で下塗り。基本的な体色はダークシーグレー。上にダークアースで汚し。腹部や股関節部にブラックで汚し。爪も黒。眼はベースにクリアイエロー。脚部は地色にウッドブラウン、更に黒で汚し。口はメタリックレッド、牙はタン、若干体色の異なる頭部の兜は、焼鉄色の地色にダークシーグレー、更に焼鉄色で汚し。

…異形系とはいえ超絶可動級。8インチフィギュアだって出来はいいのだけど、愛するは作りたくなるのが私の流儀なので、ね。


サマエル06

*1: サマエルは堕天使の名で「愚か者」「毒を有する輝かしいもの」の意。死や闇を司る天使で堕天使長でもある。


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