登場作品:

「宇宙の戦士」
「スターシップ・トゥルーパーズ3」
その他
名称:
パワード・スーツ 訳語は 「強化服」或いは「強化防護服」
Story
:
21世紀初頭の地球。中国と米露連合の間に生じた一大戦争によって地上は破壊し尽くされた。この戦争の結果、西側民主主義は一旦崩壊した。
混乱を極める地球では戦争の価値と脅威を、自身の経験によって体得した退役兵たちが事態を収拾し、その結果として誕生した”地球連邦”政府統治下においては、理性を保った軍事政権による擬似ユートピア社会が築かれていた。社会は清廉で規律を重んじ、能力主義が徹底されておりあらゆる人種/性別に関係なく、人々が公平な権利を与えられ、その能力に応じて活躍しうる理想社会が現出している。
この社会における差別は、只ひとつ。「軍歴の有無」が市民の権利を分ける指針として重視されている。18歳の誕生日を迎えた者は誰でも兵役を志願し従事することができ、退役後に参政権を与えられはじめて連邦政府における「市民」(投票権・選挙権及び一部の公職を志望できる権利を有する)として認められる。兵役を望まなかった人間/最後まで従事できなかった者は、参政権を持たない「一般人」としての生活が保証されている。
人類はこの頃、銀河全体に向けて殖民を開始していた。その中で遭遇した、もうひとつの拡大を志向する知的生命、惑星クレンダツウを本拠として無数の奴隷種生物を率いる「クモ」(アラクニド。一部の頭脳階層に統率され、蜘蛛に似た形態を有する昆虫型生命体)との間に生じた戦闘に突入していた。
クモは人類の主星たる地球に対し直接爆撃を行い、これによりブエノスアイレスが完全に壊滅。かくして人類と「クモ」との間に全面的な戦争が始まった。
地球連邦軍は、一旦は人類のものでありながらクモによって奪われた惑星・またクモたちが占有権を主張できる惑星を叩き戦線の橋頭堡を築くため、また高度な戦闘能力と武装を持ちながら一切のコミュニケーションが成立しない「クモ」の情報収集を目的に、その軍隊を投入させていく。
海軍(宇宙艦隊)による高高度からの攻撃では主として地中をその棲家とするクモたちを叩くことはできない。
この局面で必要とされるのは、宇宙船からの降下作戦によって重要な戦略/戦術目標を奪取し、艦隊/揚陸艇の到着までこれを保持するための局地戦に対応できる戦力であり、それはこの場合、連邦軍に入隊した新兵、ジョニー・リコたちの所属する機動歩兵(宇宙船歩兵)なのである..
全高220cm、全備重量約1000kg
能力:



「宇宙の戦士」作品評に関しては別の場所でも行っているので、ここではそんなに触れません。まー私は何だかんだいって好きですし!完全に賛同できないとはいえハインラインのここでの言動に、ある程度注目に値する真実が含まれているのも事実かなと思います。中学生くらいの頃に読んだのですが、やっぱりというか何というか、私の価値観や人生観にかなりの影響を与えちゃったな(笑) と思います。バーホーベンの手になる映画版は..最初は登場人物の扱いとかの齟齬にイヤ気がさしたものではありますが、原作を抜きに単体の映画として考えれば、なかなかよくできているのであるなぁと最近再確認した次第。まーとにかく何でもいいからパワード・スーツ出せやこらぁ!って気分ではあるのですが。で、「3」でマローダーを見て「…もういいです(笑)」って感じですね。アメリカさんはメックとかその他いろいろで日本のメカデザインの影響を受けておきながら今もってこんなんですか(笑) まー私もその無骨なセンスが偶に好きだったりするので、偉そうなことはいえないのですけど..
…強化服って、凄く惹かれるものがあります(そういやG3やウォーマシンの項でも述べた)。その本命のはコイツなのですが。
やっぱりその魅力は「改造されたわけでも超人なわけでもない普通の人間が、超人の力をもてる」というその思想の堅実さ(笑)にあるのだと思います。日本だと強化服でも数量限定って感じが多いですけど、その辺は流石にアメリカさん。軍隊全部を強化!って感じになりますね。
なんてーことを言っている間に筋力強化のマッスルスーツや、高度なフィードバック機能を有する深海作業服なども実現化されているようで、これはもぉ、MSなんぞよりも(メックやレイバーは種類によってはできそうな感じ)ずっと早く、実現しそうな情勢ですねぇ。私の生きているうちに見ることができるか、ね。まー飛翔能力はムリだろうけど..
作品解説

パワード・スーツ
可動箇所:超絶可動(37)
頭部:回転&スイング(2)
腹部:前後スィング(1)
腰部:回転(1)
肩:基部前後スィング&回転&スィング(4)
肘上部:回転(2)
肘:二重関節(4)
手首:回転+スイング(4)
股間:基部開閉可動&マルチ(4)
膝上部:回転(2)
膝:二重関節(4)
足首:前後&左右スィング(2)
背部両脇スラスター:回転&スィング(4)
背部スラスター:スィング(1)
脚部エアブレーキ:開閉(2)
備考の項でも述べたように、個人的にはパワード・スーツを作る!というのは長年の夢でした。フィギュアのカスタムを始める以前にもS.F.3.D(当時)のプラモを素体にして、作ったりはしていたものです。
海洋堂からメタルを用いたフィギュアも出たし、1/12のバカでかいプラモも出たし、まあ欲しいヒトにはどうにかなる程度のものではあるけど、やっぱりウチで作るには他のフィギュア(通常で5インチ)サイズと合わせることが重要でして。可動については「とにかく動かす!」出回っているものよりも動かしたいし、かどうのカスタムの基準としても「かなり動く!」ことを目指しました。デザイン的には当然スタジオぬえ仕様を目指しますが、まーこのあたりは小説版/アニメ版のイメージ/文法を踏襲するものではありますが、最終的には自分の趣味ですね。 某秋葉原の中古ショップでクァドラン・ローを手にしたときに!「これの背部って、パワード・スーツじゃん!」と思いついた点で実行を決意しました。冷静に考えればクァドラン・ロー自体強化服なんですが(笑)
素体として準備したのは マシーネン・クリーガーの1/20AFSルナポーン、パトレイバーの1/60ヘルダイバー、1/100クァドラン・ローの3種を購入しています。何気に高くついてまして、かどうで扱うカスタムとしては近作だとロボコップ2あたりに次いでいます。ルナポーンは一重に頭部ユニットが欲しいから。ヘルダイバーですが、もともと降下作戦用の機体ということもあり、基本的な手足のデザインは正に(出渕デザインですが)!パワード・スーツなのですね。実際私も過去に腕部をアイアンマンに使用しています。その他胸部アーマーなどで、何故か1/144リ・ガズィのパーツを何気に使っています。関節部は基本的にアクションフィギュアのものを多用していますでの、強度はそこそこありますです。でもプラモの部分が多く中空も多いので、全体には軽いかな。
基本的な発想はヘルダイバーの胸部(前のみ)ユニットにクァドランの背部ユニットをまんま接続して、これに可動部をガンガン追加していく、といった感じになります。腰部パーツはヘルダイバー。胸部肩基部関節はかなりの角度まで前後可動します。今回はかどう初の試みとして股間の関節にも開閉可動を仕込んでいます。とにかく動かしたい!カスタムですし、このサイズ(6インチ級)だと技術的に股間にも仕込めたので。肩基部のユニットにつなげる形で使う肩アーマーはクアドランのもの。開閉可動以降は5インチアクションフィギュアのものを多用して、ヘルダイバーの下腕に繋ぎます。手首はいつもの回転/スィングをアーマーの内側寄りに仕込んで、これまたいつものごとく3怪人セットの手首と繋げます。下腕部アーマーにはポリキャップを埋め込んで追加装備の接続に備えます。頭部は普通に回転可動&前後スィングですね。ヘルメットの内部に顔は入れていません。頭部上にはセンサーユニット(ダグラムあたり)、脇にアンテナ(1/144ガンダムヘビーアームズ)を。 ヘルダイバーの胸部を基部としていますが、最終的にはその上、両脇に装備品(スラスター、排気口、通常装備の爆雷、半ばアーマーに内臓された胸部マシンガンなど)をゴテゴテとつけます。胸部前のアーマーは前術したようにリ・ガズィのものです。背部ですが、両脇の姿勢制御用ノズルは3怪人カメくんの肩関節を埋め込み、バーニアを接続したもの。背部上中央にはポリキャップを埋め込み追加装備に備えます。また下部には上下スィングするバーニアを一器追加しています。
股関節は基部の可動につなげる形で5インチフィギュアのマルチ肩関節を接続。それを覆う形でヘルダイバーの腿アーマーを接続。この腿アーマーは全体に横幅をプラ板で広げて大型化させています。両腿の脇にもポリキャップを埋め込みます。このアーマーに半ば埋め込む形で回転関節&二重に可動する膝関節。このあたりは6インチスパイダーマンクラシックス辺りですね。脛部から下は素直にヘルダイバー。なもんで足首の可動は今回プラモのものとなります。接地効率を考えればこれでいいかなと。エアブレーキは、プラモのママの可動だと強度に問題があるので、一旦切り離して、脛の脇上部で新たに開閉可動ギミックを仕込んでいます。このエアブレーキ部装甲にスラスターパックを追加し大型化。…脛自体はそのまま使うとやや長すぎ/スマートすぎるので、途中で一旦切断して短縮させています。
塗装です。全身は焼鉄色で地色を塗った上で焼鉄色とクリアブルー(多目)で混合した専用色を塗装しています。緑で、なおかつメタリックで、渋いと。
腰部や肩部、股間などの蛇腹部分は黒鉄色です。その他銀色部はシルバー。その他追加装備ではグリーン/カーキ/メタリックレッドなどをその都度使用。基本的に地味ーです。
腕部:5種6器
a)通常常装備用アーマー:左側は機関砲装備。右はセンサー装備。武者ガンダムMK2あたりの装甲かな?
b)右腕部機関砲:ヘルダイバーのもの
c)左腕部機関砲:ガンダムヘビーアームズのシールドに1/200デザートガンナーの主砲、更に1/144ザクマシンガンのマガジンとベタな..
d)ミサイルユニット:ダンバインの1/72バストールのランチャーです。右腕部にはセンサーユニット(1/144ケンプファーの)を追加
e)高機動仕様用追加スラスター:1/144ゲルググキャノンのものかな?それぞれ下部にはグレネードランチャーを付けています
脚部(両腿):5種
f)通常装備用アーマー:ガンダムヘビーアームズの装甲です。
g)ディスクマインユニット:円盤状の機雷を各3枚ずつセットできます。3.5インチCORPSかJOEの装備なのですが、ディスクはひとつずつ取り出せる優れもの!
h)ミサイルユニット:1/144ファルゲンのもの
i)重機関砲ユニット:両手で可動式グリップを把持して使用。1/144ガンダムレオパルドDの機関砲です。後部に大型の弾装ユニットを追加
j)高機動仕様用追加スラスターユニット:1/72アパッチのスラスター、かな?
背部:5種6器
k)通常型装備用キャノンユニット:ガンダムヘビーアームズのランドセルに1/144ヌージャデル・ガーのキャノンを接続したもの。このキャノンはシンプルな造りだけどいい可動をするので、長らくPSのためにとっておいたものです。
l)高機動仕様用追加スラスターユニット:ヘルダイバーのランディング用追加ブースター。端子などは削り取っています
m)指揮官仕様用レドーム:んードルバック系プラモの何か、です
n)追加兵装用コントロールパック:1/100ウォーカーマシンオストリッチタイプのパーツです。脇にポリキャップを一個仕込み、端子に接続する形で追加装備ができます
o) マイクロミサイルポッド:アパッチのもの
p) ガトリングユニット:1/72ソルティックのミサイル筒部にガンダムレオパルドDのガトリング部を接続したもの
携行装備:5種
軽マシンガン:高機動型その他跳躍を要する戦闘で機動時にも使用するため反動を抑えたもの。1/144ドラグナー、ダインのものです
通常型マシンガン:映画版スポーンあたりのマシンガンですね。持ち手は増設しています
重マシンガン:同上
バズーカユニット:ダインのバズーカです。
大型機関砲:可動式で長大なグリップを左手で把持して使用。1/6フィギュア用のマシンガンを基礎にしています
チェーンソーユニット:5インチスパイダーマンエレクトリックウォーズ、Dr.オクのアーム装備のチェーンソーです。脇に意味無くディスク状のセンサーユニット装備
主な仕様は
1)通常仕様: a) f) k)
2)高機動仕様: e) j) l)
3)指揮官用: e) j) m)
4)重攻撃型1: b) c) g) n) p)
5)重攻撃型2: a) i) n) p)
6)ミサイル型: d) h) n) o)
などなど..
あーやっぱり楽しい..ホースオルフェノクと並び長年の懸案をひとつかなえましたです。


*1:日本においては、とりわけハヤカワ文庫版の表紙や挿絵に登場するスタジオぬえ宮武一貴氏によるデザイン、加藤直之氏の画による”パワード・スーツ”の与えた影響は大きい。
アメリカのペーパーバック版に確認される「伝統的な宇宙服」に近いデザインから”進化”したそのビジュアルは、後に多くの人がイメージする「パワード・スーツ的兵器」の原型となった。
また2008年制作の映画「スターシップ・トゥルーパーズ3」においては半分着る/半分操作するといった形式で使用される特殊部隊用のパワード・スーツ「マローダー」が登場している。
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