オメガレッド

オメガレッド1登場作品:
「X-MEN.」及びその他関連タイトル


名称:
アルケイディ・ロソビッチ
。通称はオメガレッド或いはオメガ

Story
およそ30年前(*1)アメリカとの冷戦状態にあった旧ソ連政府はキャプテン・アメリカ等科学の力で生み出された超人兵士に対応する自前の超人兵士を生み出すための被験者を探していた。被験者に選ばれた (*2) ロソビッチはソ連最初の超人兵士としてベルリン(*3) で改造処置を受けていた。各国から集められた精鋭工作員3名、カナダ出身のローガン(後のウルヴァリン)・出身不明のビクター・クリード (後のセイバートゥース) 及び西ドイツ出身の”自由の闘士”デビット・ノース (仮名らしい) から成るチームX (*4) はソヴィエト超人兵士計画に参加している西側の二重スパイジャニス・ホレンベックの救出及び カーボナディウム合成機の奪取による超人兵士計画の妨害任務を帯びてかの地に潜入した。彼らは合成機の奪取には成功したものの狂乱したクリードによってジャニスは殺害されてしまった。この時既にロソビッチ=オメガは完成、起動していたが戦いに飢えていたクリードは彼にテルミット手榴弾を浴びせ勝負はおあずけとなった。 このミッションの不始末を追求されたクリードはチームを離脱、これをきっかけに3人は別々の道を歩むこととなった。 完成はしたもののオメガの機能制御に必要なカーボナディウム合成機なしには彼の「致命的な」戦闘能力を制御しきれないと判断した軍部は、オメガを凍結させて封印し彼の存在はそのままソヴィエトの崩壊まで忘れ去られてしまったのであった。
現在。マグニートーの放った電磁パルスによって機能を麻痺させられた旧ソヴィエトのシステムを掻い潜りオメガを奪った将軍は「日本のビジネスマン」にしてニンジャ集団ザ・ハンドの首領マツオ・ツラヤバに殺害され、オメガは彼の手に渡った。数十人のニンジャの命を吸い取り復活を果たしたオメガはハンドとドイツに第4帝国を築かんとする双子の兄妹 (*5) フェンリスとともにベルリンに渡った。オメガの能力を制御し彼の命を生き永らえさせるため、ハンドはオメガに拮抗する能力を持つウルヴァリン捕獲を計画した。ハンドとオメガはX-MENとともにいたウルヴァリンの身柄を首尾良く奪取したもののそれを察知したX-MENブルーチームはミュータント探知機セレブロの情報を元に彼を追ってベルリンに飛んだ。
しかし彼らはサイロックの裏切り (*6) とオメガのパワーに屈し、全員が囚われてしまった。一方ウルヴァリンはハンドとフェンリス、さらにウェポンX計画でウルヴァリンの改造に着手した科学者コーネリアス博士によってそのミュータント・パワーを分析されていた。彼の持つ無限の生命力、ヒーリング・ファクターを人工的に合成できないことを知った彼らは次いで彼に失われたカーボナディウム合成機の行方を尋問したが、皮肉にもウルヴァリンの記憶はウェポンX計画によって混乱させられていた。そこに現れた男マーベリック (*7) はウルヴァリンを連れ去った。彼はウルヴァリンが事件の記憶を無くしていたことを知り驚愕したものの、二人はひとまず共同戦線を張ることとなった。
ハンドとフェンリスのもとにはウルヴァリンを付け狙うセイバートゥースが現れていた (彼もまたこの一連の事件の記憶を失っていた)。彼はサイロックとともにマーベリック・ウルヴァリンを迎え撃ちウルヴァリンは捕らえられた。再開された激しい拷問の末、限界を超えた怒りに突き動かされたウルヴァリンは自力で拘束を解きハンド・フェンリスと死闘を展開。一方暗示を解いたサイロック、彼女に洗脳されたセイバートゥース、マーベリックの3人はX-MENを救出。彼らとオメガも死闘に参加し、アジトは崩壊、こうして戦いは終わった。
その後ベルリン郊外の墓場にウルヴァリンの姿があった。彼は記憶を一部取り戻し、自分がジャニスの墓に合成機を隠したことを思い出したのである。遅れ馳せながらそれに気づき駆けつけたマツオであったが、ウルヴァリンは彼の右手を切り落とすのであった。ハンドに同行していたコーネリアス博士は自戒の念に駆られ、自らの過去の過ちであるウルヴァリンを殺そうとしたが、マーベリックによって阻止され殺害された。 ウルヴァリンはマーベリックを過去の友、デビット・ノースと気づかぬまま彼に合成機を手渡すのであった。
 オメガはこのあと組織に属さずフリーとなったようである。ロシアで暴れた彼はX-MENブルーチームと再激突し、この戦いでコロッサスの両親は死亡してしまった。

身長2m弱 (かなりの巨体)、体重不明。

交友関係:
現在はフリーなので特になし。

能力:
超人級の怪力とメタ人間レベルの俊敏性に加え驚異的なスタミナ (*8) と耐久力 (*9) を兼ね備えており、それらに基づく極めて高い挌闘能力を誇る。彼の最大の能力は全身から放射される致死性のフェロモンである。これは周囲の人間から急速に生命力を奪い、やがては死に至らしめる恐るべき能力である。この致死因子 ”デス・ファクター” を敵に効率的に注ぎ込むために、彼の両腕には超合金カーボナディウム (*10) 製のコイルが埋め込まれており彼は必要に応じてこれを引き出し意のままに操ることができる。またコイル自体も驚異的な破壊力を有している。だがデス・ファクターを自在に制御し、他者の生命力を奪い取る以外の方法で自身の生命を永らえさせるためには彼の身体により以上のカーボナディウム供給が必要であるらしくそのため彼はC合成機を求めていた。

備考:

オメガレッド2
TV版X-MENのオープニング (初期版。あれって日本オリジナルなんでしょね) ではウルヴァリンと夜のビル街で華々しく戦う彼が見られます。当時出たばっかのCAPCOM対戦挌闘出演の影響もあるんでしょうけど、日本では登場回数の割にかなりいい扱いを受けたヴィランと言えるでしょう。でもその「X-MEN CHILDREN OF THE ATOM」では腰をかがめてのっそりした印象で、知的さとは無縁な風情。はっきりいってブランカ並みの扱いなもんで、それは気に入らなかったです。
 しかし、かなり悲しいキャラですね。お国のために造られたのに何の働きもできないまま封印されて。ウェポンX計画で記憶を混乱させられたウルヴァリンもそうだし。アメリカ超人兵士計画で造られたキャプテン・アメリカもまた事故で冬眠し、復活した後は周囲と自分とのジェネレーション・ギャップに悩んだ。そしてオメガも無為に暗黒の牢獄に閉じ込められてしまった。これら超人兵士計画は軍の方針で戦闘機械として造られた兵士が、その後自分の人間性に悩み苦しむというこれまでに実社会で起こってきたことの隠喩なのでしょうね。
デザインはかなり好きです。パワフルな巨体に巨大な肩アーマー、両腕に装備された太いコイルと力感に溢れたスタイルに紅と銀の塗装が映えます。青白い肉体も美しいです。間違ってもヒーローに転んじゃいけないスタイルですけど、メタ人間レベルの挌闘系ヴィランとしては得難い存在だと思います。

作品紹介:
オメガレッド3
オメガレッド


可動箇所:通常のフル可動(14)+コイル(無限) …。股関節はボールジョイント。


素体は勿論X-MENシリーズオメガレッド。私は何故かフィギュア集め開始してから出会うことがなかったのですが、ようやく出会えたので。このフィギュアの制作にあたっての最大の問題点は、その特徴的な肩アーマーでした。殆どのフィギュアでは肩アーマーは肩口から切り離して新造したマルチ可動式の肩に概ね自作で (あるのなら) 可動を阻害しない程度に肩アーマーを付けるという方略をとってきていたのですが、オメガの肩は極めて特徴的な造形でしかも従来の方式ではどうやっても肩の可動を大幅に阻害するので。なもんで今回は新方式を採用しました。フィギュアの腕のみを切断し、素体フィギュアの肩接続を維持したままそこに横に広がる肩パーツを接続し、これで前後回転 (素体のママ) +横展開 (新造) でマルチ可動になります。使用した肩パーツは聖闘士星矢クロスの素体人形です。そのまま肘関節まで使用してます。下腕部には素体の腕を再び装着、内側に深く溝を掘ってそこにコイル (遠い昔ハンズで購入したらしき代物..) を埋め込み固定して完成。胴体です。背部に使途不明の突起があるのでこれを切除し、背部の造形を補修。腰関節は可動するのでそのまま。股関節はアメリカ製仮面ライダーブラックRXのボールジョイントを導入。なかなか頑丈で太目のフィギュア制作に適した大きさです。次いで肢。素体の肢を股関節に繋ぎ、足首に関節を入れて完成。
 塗装です。聖闘士星矢クロスの素体人形は素材の関係で油性塗料をはじいてしまうため、事前にメタルプライマーを塗っておく必要があります。同時にコイル (メタル製) にも。赤部分はメタリックレッド。最近は赤をクランベリーレッドパールで暗い目に塗装することが多かったのですが、オメガは明白な紅白ってイメージを大事にしました。手甲のエンブレムも。白?部分はすべてシルバー。額のエンブレムも。肩アーマーのみシルバー時にクロームシルバーで塗装しています。手元にあれば光輝シルバーでもよかったんですけどね。また頬と肩アーマー前部のアクセント部は焼鉄色時にシルバーで陰影を演出。皮膚及びコイルの色はアイスマンで使用したやや青濃い目のシルバー+メタリックブルーの混合色です。死のイメージをさらに強くってことで。眼はメタリックレッド地に0.05mmの黒マジックで隈取り。なかなか怖い感じになりました。髪はシルバー地にクリアイエロー。
 いろいろ悩みましたけどコイルはやっぱり付けてよかったと思います。

*1:時期的にはウルヴァリン、セイバートゥースの改造の多少前であろう。

*2:「彼は改造直前には連続殺人鬼であり、どういう経緯か?X-MENのバンシ−(のNY警官時代?) によって狙撃され落命寸前であったところを超人兵士に志願し命を永らえた」という話があるらしいのだけど。でもこれが事実とすると、バンシーは30年以上前に警官やってたということで彼の年齢 (30後半ー40位だよね) がかなり、、になっちゃうし、この設定は個人的に無視していいかなーと。

*3:状況から考えれば東ベルリンだよね。

*4:俗称である。実際の名称は不明。

*5:旧ナチスの高官バロン・ストラッカーの築いた巨大犯罪組織 ”ヒドラ” はクライムファイターデアデビルブラック・ウィドウの活躍で崩壊したが、ストラッカーの遺児であるフェンリスが後を継いだ。手を繋ぐことで雷撃を引き起こすことができるが、彼らはミュータントではなく改造人間らしい。

*6:サイロックはかつてザ・ハンドの手によって洗脳されていた。ウルヴァリンによって助け出されたもののハンドの後催眠は生きておりマツオに再会したことで彼女は嫌々ながら協力させられることとなった。

*7:元チームXのデビット・ノースその人である。衝撃を吸収するミュータント能力の持ち主であり、彼もまたウェポンX計画の被験者であるらしい (未確認)。現在はドイツ政府に所属しているらしい。彼はチームXで唯一オメガに関わる事件の全ての記憶を持っていたが当時ローガンが「無くした」と言い張っていたカーボナディウム合成機の行方を探していた。

*8:ウルヴァリンとの闘いでは18時間もの間戦闘を続行している。しかし、命のやりとりって一瞬の勝負だろうが。二人して18時間もヌルイ闘いをしてたのかと疑いたくなる。まあ、両者の戦闘能力とスタミナがそれだけ拮抗していたとも言えるのであろうが。

*9:30年前のプロトタイプオメガは全身を金属のコイルで覆っている。また復活時には皮膚の内側の金属?が覗いている。以上のことから彼の表皮は金属でコートされており、それをさらに人工皮膚が覆っているものと考えられる。

*10:地上最硬の超合金であるアダマンチウムの変種。アダマンチウムほどの硬度を持たないものの高い柔軟性を有しており、オメガのデス・ファクターを制御する際に有効に機能することができる。


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