ナイト


ナイト1登場作品:
「ARMS」

Story
新宮隼人は17年前エグリゴリによってARMS適合因子をもつ遺伝子サンプルとして造られ後に反エグリゴリ組織「ブルーメン」によって日本に運ばれて涼・武士・恵とともに生まれた (*1)。他のARMSの子どもたちのうち涼は高槻巌・美沙夫婦のもとに、武士はブルーメン所属の医師の友人、巴夫妻の元に送られ(*2) 恵はブルーメン本部で、そして隼人は当時のブルーメン鐙沢村研究所最高責任者新宮修一郎 (*3) のもとで育てられることになった。鐙沢村で平穏な幼年時代を送っていた隼人であったが7歳のとき村をエグリゴリが襲った。彼らは村人と隼人の母を殺し虐殺のさなかで隼人は”謎の左腕を持った男”(*4) が父修一郎を殺害するのを目の当たりにし、更にこの事件で自分の左腕も失うこととなった。気がつくと彼の左腕は修復されており、以後彼は東京都藍空市内 (*5) の修一郎の父親である新宮十三のもとで育つことになった。村での虐殺は山火事とされており彼と十三は警察やマスコミに接触して真相を知ろうとしたがそれは無駄に終わった (*6)。十三に合気道その他の格闘術を学んだ隼人がエグリゴリの存在を知らされることはなかったが、覚醒したARMSとその操作法については十三から学ぶことができた。彼が成長し17歳になったとき、自体は急変した。成長したARMSの子を追って姿を現した (*7) エグリゴリの刺客やサイボーグとの戦いの中、彼は自らの武術とARMSの力をもって彼らと戦い父の仇”キース”を倒す決意を固めるのであった。倒した刺客から自分以外にも”キースのような腕を持つ男”の情報を得た彼はその男と戦うため転校し、そこで涼と出会った。隼人は敵と信じた涼と戦うため彼のガールフレンド、カツミを誘拐した。おびきよせられた涼と戦う隼人だったがそこにエグリゴリのサイボーグが乱入し、涼に助けられた隼人は彼らと和解して同じ境遇の者同士ともに戦うことを誓った。
その後もうひとりのARMSの子、武士や天才少年アルを仲間にした彼らは”キース”と再会した。自分のことを「弟」と呼ぶキースに疑問を感じながらも彼らは隼人のルーツである鐙沢村を捜索することにした。鐙沢村で隼人は父と信じていた修一郎が反エグリゴリ組織ブルーメンの元司令官であり、人体にARMSを移植する非人道的な実験を繰り返していたことを知りショックを受けた。その後エグリゴリの実験に反旗を翻したブルーメンを殲滅するため再び襲来したエグリゴリとの戦いの中、カツミが眼前で焼死したことで涼のARMSジャバウォックが覚醒、隼人はその凄まじい力に恐怖する一方、”キース”を倒すために自分にもその力をと望むのであった。
事件後4人目のARMSの子、恵や彼女を育てた組織ブルーメンと出会った彼らは藍空市を制圧した超人部隊レッドキャップスとの戦いに突入した。レッドキャップの中枢を狙う涼等を支援するため十三等とともに陽動を引受けた隼人は戦いの中、キース・レッドと再会した。その圧倒的な力で自慢のブレードを折られ倒された隼人は命を賭けて自分を救おうとする十三の姿を目にしたとき復讐でなく仲間の救命を望み、仁愛の心に目覚めた。すると彼の中に眠っていたARMS”ナイト”が覚醒し、最終形態が出現した。キースもまた自らのARMS”グリフォン”の最終形態を発動させニ体は宿命の死闘を繰り広げる。盾を吹き飛ばされ苦戦を強いられたナイトだがその真の力、右腕に秘められた”魂の槍”ミストルテインが発動したとき、勝負は決していた。キース・レッドはナイトに両断され絶えたがしかし、彼は死の間際に修一郎を殺したのが自分ではなかったことを隼人に告げたのであった…。藍空市での死闘が決したあと、隼人は飛来したヘリに4人の”キース”を見た。ARMSの子等は生きていたカツミがアメリカにいることを知り、ブルーメンの支援を受け、かの地に飛んだ。
アラスカ州ギャローズ・ベルに到着した一行はそこでARMSの”母”ともいえる存在、遥かな過去に地球に飛来した珪素生命体”アザゼル”に出会った。しかし彼らがARMSとエグリゴリの秘密に触れることを望まないキース・シルバーはエグリゴリのアメリカ最大戦力、シークレットフォース・イプシロンを展開した。隼人は武士とともに奮戦し、涼はシルバーとの戦いでジャバウォックをさらに進化させていった。シルバーとイプシロンに勝利し街からの脱出を果たした一行であったが、逃げおおせた先には今ひとりのキース・グリーンが立ちはだかった。エグリゴリによって新たに得た仲間達 (ハウンズチャペルの子どもたち) を虐殺された涼は怒りによってジャバウォックを起動させてしまった。それに応じるように隼人のナイト、武士のホワイトラビットが起動。ニ体は主君の命に従わずジャバウォックを滅ぼすため立ちあがった。激突する3体のARMS。しかし恵のARMSクィーン・オブ・ハートが覚醒し彼らのAMRSを強制リセットしたことで、致命的な事態は回避された。
新たにエグリゴリに立ち向かい自分たちの運命を切り開く決意をした一行であったがしかし、隼人は自分の命に背き涼を殺そうとしたナイトに不信の念を禁じえなかった。
ニューヨークでも隼人は依然、ナイトに不信と怒りを感じ続けていた。その迷いは彼の腕を鈍らせる。そこにエグリゴリに隔離された遺伝子サンプル、”アサイラム”の囚人にして”最強の人間”コウ・カルナギが彼らを襲った。その「人間」に一撃で倒されただけではなく、武士を植物状態に追いやられた隼人は自責の念からチームをあとにする。
彼はスラムで出会った”日本人サラリーマン”ウィンドに助けられた。ウィンドから”水の心”を伝授された (実は既に十三から伝授されていたが、彼はその扱いを軽視していた) 隼人はウィンドとともにマフィアを撃退して自分の力とナイトを制御する力への自信を取り戻し、その足でチームに復帰し見事カルナギを打倒した。怒りによって目覚め自分の大切なひとをまた失ってしまうことを恐れる涼は、悩んでいた。隼人は涼力をセーブしながらチマチマと戦うしかできない涼と闘い「お前のジャバウォックが暴走したら、俺が止めてやる。俺は、ジャバウォックなんかに絶対負けない」と力強く諭すのだった。カツミを救うためカリヨンタワーに突入した彼らはブラックの姦計でニチームに分断される。隼人は涼とともに活動し、涼の最強のパートナーとして大活躍し、遂には宿敵、キース・バイオレットを倒したのであった。

身長・体重はジャバウォックと同じかやや小さい程度であろう。

交友関係:
隼人:恵(最近仲良し)・涼・武士・アル(このコンビ、一番気が合うらしい)、新宮十三、ウィンド(高槻巌)、キース・ヴァイオレット
ナイト:ホワイトラビット、クィーン・オブ・ハート

能力:

ナイト2
アリスによって生み出された固有の意志を持つオリジナルARMSの一体。
彼のARMSは通常時左腕に宿る。ブレードを自在に操る近接格闘型であり指4本が変形した鉤爪状ブレードもジャバウォックのそれより硬質で鋭利であるが、5本目の指が変化したメインブレードは自在に伸縮しかつフレキシブルに可動し、特にARMSの中でも最も硬質化可能な装備であるといわれている (*8)。また”盾”の面に装備された6本のシューティング・ブレードは圧縮空気で射出され、その貫通性能はエグリゴリの戦闘用サイボーグを撃ち抜くほどの威力を誇る。
最終形態であるナイトは主君である隼人が仁愛の心に目覚めたとき、或いはジャバウォックが怒りによって目覚めたときに発動する。人間をベースにしているとはいえ概して非人間的な形態をとるARMSにあって、最も人間らしい形態を持つ彼は、一方でARMSの中では珍しくアンシンメトリーな形状をしておりそれが形態上の最大の特徴である。左腕は第二形態よりも横幅が広がりナイトの”盾”として機能する。そして右腕に装備された巨大な”魂の槍”ミストルテインこそ彼の最強の武器である。ナイトの意志に応じて超高速で振動し輝くその槍 (形状は歩兵槍でなく騎槍) にはARMSの修復機能を阻害する対ナノマシン用ウィルスが装填されており、この槍による攻撃を受けたARMSはその機能を恒久的に破壊されてしまう。形状こそ槍であるが切りつけることも可能で、キース・レッドのグリフォンを一撃で両断するほどの凄まじい切れ味を示している。グランド・キャニオンの戦いではジャバウォックへの狙いが剃れた槍が地面を爆砕する描写がある。またキースの両腕を砕いた経緯からも、ミストルテインはキース・レッドのグリフォン同様に高出力で振動することで、槍に触れた対象の分子結合を弱め、瞬時にボロボロにして粉砕する恐ろしい性質を備えている。
 覚醒当初は飛行機能の無い純粋な陸戦用ARMSと考えられてたナイトだがグランド・キャニオンでは腰部アーマー及び脹脛後部から圧縮空気を放出しホバリングする機能も示している。
なおその装甲は柔軟なジャバウォックと異なり全体に硬質な素材と推定される (装甲をワイヤのようなもので繋いでいる全体の形状から、こう考えられる。ジャバウォックやホワイトラビットは装甲の切れ目が厳密には無く、各装甲が本体の動きに応じて変形している描写が認められる)。
ちなみにナイトのコアチップは第二形態時の左腕から、最終形態では兜によって保護された”眼”に移動している。
彼はホワイトラビットともどもアリスによって最初に生み出されたARMSで、ジャバウォックが怒りによって目覚めた際にはそれが地球を破壊する前に倒すという使命 (プログラム) を受けており、わけてもミストルテインというARMS殺しを装備したナイトはより強く、ジャバウォックを倒す使命を負っていると考えられる。

備考:
ナイト3
ナイトの発動シーンは個人的にARMSの中でも一番カタルシスを感じたシーンでした。
復讐に燃えていた隼人が仲間のために!と願ったとき、彼の中に眠っていた騎士が覚醒し圧倒的なパワーをもって父の仇を討つ!いいなぁ。6巻ラストー7巻では武士と隼人が二人で同時に、精神と能力を同時にレベルアップさせたわけだね。その後はグランド・キャニオンでの戦いを経て「ジャバウォックとは違った事情で」ARMSに不信を感じる困った関係になってっけど。
デザイン的には最も人間らしい形状のARMSですね。最初の戦いではかなり非人間的な動きや関節の形状でしたが二度目の登場ではさらに人間らしくなりましたね。またより胸板が厚く、重量感が増したようにも見えます。
…実際「ジャバウォックを滅ぼす力を持つ」ナイトは、将来ジャバウォックが怒りに満ちて覚醒したとき、ほんとうに真剣に激突することが予定されるわけですが。どうなるんでしょうねぇ。そういやナイトって、ARMSの物語の中で真っ先に「ARMSを完全破壊したARMS」なんだよねぇ。しかしさ、レッド並みのARMS、キース・シリーズに入ってないキースて他にいると考えたほうが自然だよね。
ARMSの物語として優れたところは各メインキャラに概ね等分に見せ場を作り、心の描写をきちんと行っているとこだと思います。類型的直情径行の隼人も幾多の悩みを経て人間的な成長を遂げていきました。また隼人は今や恵 (登場当初はどう考えても涼に惚れることを宿命付けられていたはず) やアルといったキャラと、主人公の涼以上に深い精神的交流を行っており、そういった意味でもいいキャラになったなぁと思います。水の心を得たからっつって、いきなり強くなりすぎすけど。
ナイトのほうは、実は途中までホワイトラビットよりも登場回数が少なかったARMSなのですが。まあラストに近づけば近づくほど重要なARMSとなるはずです。

作品紹介:

ナイト4

ナイト

可動個所:通常のフル可動(14)+両肩アーマー(2)+右手首(1)+左手クロー(3)+メインブレード(1)+腹部スイング(1)+膝上部の回転関節(2)=(24)


ジャバの改修に続くARMS第二弾!
デザイン的にシンプルそうで難しいので長らく作るまい!と思ってたのだがジャバを最初に作ってから一年を経て技術向上によってどーにかなるさと製作を決めました。いろいろデザインを検討して使用するパーツを選定した段階で、こいつはジャバウォック以上に凄まじい可動フィギュアになる予想が為されていました。頭部関節はCORPSモノの頭部ボールジョイントです。頭部はパトレイバーグリフォン。これをベースに造形を施し、筋を彫ったり突起物をつけたりしてナイトにしました。さらに”髪”を付けて完成。ボディはスパイラルゾーン素体フィギュアです。腹部のスイング関節もつけたかったので、これにしましたがなにせ細くて、、胸部と腹部を強烈にボリュームアップしてだいぶかっこがつきました。
肩関節及び腕全体は温存しておいたダグオンシリーズファイアーエンです。可動する肩アーマー、肘上部の回転関節、肘の可動といたれりつくせり。右腕のミストルテインは1/100ガンダムF91シリーズゲナン・ゾンだかゲナン・ゲーだかの騎槍。これの柄に近い部分をボリュームアップして完成。その上に横方向スイングの関節を入れたので、かなり複雑なポーズがとれます。次は左腕の盾。爪の可動も実現させたかったので、ここにはマンガ・フリーク(余りまくってる) の3本爪アーム。爪の配列と方向を変えて、左腕に付けて、これのみ固定式の親指をこれまたマンガ・フリークの腕から切って来て付けて。盾部分はダンバインレプラカーンの盾をベースに突起を6つ付けてシューティングブレードを造形し、先にこれまったマンガ・フリークのアームから可動式のブレードアームを。このメインブレードはダンバインのバストールのシャープなブレードに付け替えました。盾の内側にプラパーツで造形を施して、最後に上腕部に筋を彫って腕は終了。腰回転関節と股関節は米国版仮面ライダーブラックRX・ロボライダーのものを。腰アーマーはいろいろと可動と造形のバランスを検討した結果、腹部横からつけることにしました。アーマーと腰間接に追加造形を施して終了。脚部は腕と同じくファイアーエンのもの。膝の上に回転関節があって、膝、足首も可動する優良品。
腿には蛇腹様の造形を施し、膝アーマーをボリュームアップして、脹脛もボリュームアップ、最後に脚部と足首に筋を彫って、足首を延長して先を尖らせて完成!
いや結構大変だったよ。ジャバほどじゃないけど。
塗装です。良く考えると塗装色の指定がわからない。。必死で探すと10巻の背表紙にちょっとだけナイトの絵が。
基本色はジャバと同じで焼鉄色。髪はブラック、眼は蛍光グリーンが手元になくて、メタリックグリーン。ミストルテインとシューティングブレードはシルバー。


ナイト5

*1:涼や隼人等のオリジナルARMSに適合する因子を持つ遺伝子サンプルはエグリゴリで開発されたものであり、それを涼の父高槻巌等がキース・ブルーともども持ち去ったものであるようだが。そういやあのときの反エグリゴリ組織の戦士3名は?二人は巌と美沙でまーいいとして、3人目は新宮修一郎かなーやっぱ。

*2:エグリゴリが鐙沢村での実験を察知したことを知ったブルーメンが虎の子であるARMSの子等を市井に隠す狙いであったと思われる。

*3:しかし。それぞれの子にどのARMSが宿ったのかわからなかったわけでもなかろうに、何故新宮修一郎は”ナイト”の隼人を自分の子に迎えたのであろうか?常識的にはジャバウォックの涼じゃなかろうか?また*1のように彼がかつては「現在の高槻巌」をしのぐほどの戦闘力を誇る達人、新宮十三の息子であるならば、なぜあっさりとキース(ブラック?) に敗れたのであろうか?まあ奴の戦闘能力がそれほどずば抜けていたともいえるのだが。

*4:年齢的にもキース・ブラックと考えるのが筋であったのだが。左腕にARMS (第一形態) が宿っていることから彼がブラックに次ぐ年齢で左腕にARMSを宿したキース、シルバーだという可能性もあったんだけどね。ブラックは少年期に既に最終形態への変化も可能であったようだし(つまりあそこで第一形態を見せるのは不自然だよね)。でもやっぱブラックでした。

*5:5巻以降の展開を見る限りそうなんだろうけど、それはできすぎだよなぁ。

*6:この件からARMSの物語が始まる直前まで十三は息子修一郎や弟子巌がどのような活動をしているのかはおろか、ブルーメンの存在も把握していなかったらしいことがわかる。

*7:…しかし。涼とカツミの一件を見ればAMRSの子等の所在はエグリゴリにバレバレだったとも考えられる。でもさー、巌や美沙はカツミの素性を知らなかったとは思えないのだが、どうなんでしょうかねぇ。知らん顔してたわけ?…彼らが17歳になったのをきっかけに組織の末端へ情報伝達が解禁されたのか、はたまたARMSの子と考えられるダミーが数多く存在し、ARMSの確証を得るのに時間がかかったのか?いずれもつじつま合わせのために考えた案ですけど。

*8:その割にはキース・レッドに折られ、コウ・カルナギに折られ..


TOP Japanese