登場作品:
「アイアン・ジャイアント」
名称:
不明。”アイアン・ジャイアント”は、友人にして地球における親代わりのホーガース少年によって名付けられた名称。
その他巨人・鉄巨人 (じゃあアイアン・ジャイアントだろ)。。
Story:
彼が地球に来た目的は不明である。
1957年。大戦末期、某国で実際に使用された核兵器の恐怖が人類を圧迫し、宇宙開発競争で先行したソ連製の人工衛星が衛星軌道に乗った年。彼は宇宙から飛来した。彼はアメリカ合衆国メイン州はロックウェルの町付近の海中に落下し、地元の漁師にその姿を見られた直後、上陸してロックウェル近郊の森林地帯に身を潜めた。
一方ロックウェルでは先の大戦で父親を失ったものの明るく優しい母親に育てられた少年ホーガース・ヒューズが、巨人を見かけた漁師の話しを聞いていた。その夜一人家で母親の帰りを待っていたホーガースは家のアンテナを破壊し、付近を通り過ぎた謎の震動を感じて先の巨人の話を思い出し奮起してその後を追うのであった。
森林地帯に入り込んだホーガースはそこで発電所の鉄を貪り食う巨大な鉄巨人を目にした。しかし巨人は発電所の電流に触れショートし、絶体絶命の危機に陥った。一度は巨人の姿に恐れをなし逃げたホーガースであったが、巨人の苦しむ様を目にして発電所の電源を切り、巨人を救うのだった。ホーガースは彼を追って森にやってきた母親アニーに巨人の話しをするが、巨人は姿を消していた。
翌日。巨人に関する漁師の報告を受けた政府関係機関からよこされた調査官ケントは最初は半信半疑だったものの自分の車が何者かに噛り取られたことから巨人の存在を確信した。
ホーガースは再び森に出向き、巨人の写真を撮るため張り込みを続けたが、諦めかけたその時巨人がその姿を現した。彼は電源を止めて自分を救った少年を覚えていたのだ。ホーガースは巨人が自分を好いていることを悟り、頭を打って記憶を失っているらしい(*1) 彼に言葉や仕草を教え込むのであった (*2) 。やがて夜が迫り、帰宅しようとするホーガース。しかし巨人は「ここに留まれ」との彼の命令を理解できずについてきてしまう。その際唐突に線路を食べはじめた巨人を注意したホーガースであったが、そこに列車が迫ってきた!ホーガースは巨人に線路を元に戻すよう説得したが、線路こそ直ったものの列車から逃げ損なった巨人は列車と衝突してしまった!!
目を覆うホーガース。巨人はバラバラになったがやがて巨人の頭部からアンテナが伸び、それに応じてバラバラになった各部が元に戻り出すのであった。ホーガースはひとまず家の納屋に巨人を隠した。彼はそこで巨人に鉄巨人「アイアン・ジャイアント」と名付け、彼に自慢のマンガ「スーパーマン」の話しをするのであった。
その夜。腹を空かせたジャイアントの世話に困ったホーガースは彼とともに鉄を屑探し歩き、先日知り合いになったディーンというスクラップ屋/芸術家の家に行き着いた。ディーンは当初驚いて巨人を拒絶したものの、巨人が「いい奴」であることを理解し、スクラップを材料とした彼の芸術作品を造る手伝いを巨人に頼むのであった。ホーガースとディーン、ジャイアントとの間に楽しい日々が続いた。その日々の中でジャイアントはホーガースから命の大切さと、それを奪う銃
(=武器・兵器) の恐ろしさを学ぶのだった。
しかしケントはホーガースが巨人について何かを知っていることを気付き、彼に付きまとうのであった。ケントはホーガースが撮っていた少年と巨人の写真を手に入れ、それをネタに「母親と引き離す」と少年を脅し、巨人の所在を吐かせた。しかし将軍とともに軍隊を引き連れスクラップ置き場にやってきたケントだが、そこで目にしたのはディーン作の「巨人のオブジェ」であった。
再び楽しい日々が戻ったかに見えたが、ホーガースがジャイアントに玩具の銃を向けたとき、悲劇が始まった。彼は銃を向けられたことで自己防衛機能を発動し、レーザーでホーガースを撃った。ディーンによってホーガースは救われたが、我に返った彼はディーンに叱責されて意気消沈し、姿を消した。巨人の「体質」に気付いたホーガースとディーンは必死で追いかける。
その頃。ロックウェルの町中で望遠鏡で巨人を探していたホーガースの同級生がビルから落ちそうになった。それに気付いたジャイアントは全力疾走して子どもたちを救い、彼は一躍町の英雄になった。しかしそこに砲撃が!
巨人を見つけたケントと軍隊が彼を襲ったのである。巨人は防衛機能に支配されで応戦しようとしたが、そこにホーガースが駆けつけた。彼はジャイアントを止め、彼に守られ砲撃から逃げ出したが、ケントはそうと知りつつ「巨人が子どもを殺した」と将軍に告げてさらに攻撃するよう促したのであった。砲撃を受けて断崖から落下するジャイアント。しかしその時、彼自身知らなかった機能が発動し、ジャイアントの足裏からロケットが吹き出し、彼は空を翔んだ。
空を飛ぶジャイアントとホーガース。ジャイアントはホーガースの言っていた”スーパーマン”のように空を駆ける自分に歓喜する。しかしそこに戦闘機の攻撃が!
攻撃を受けてジャイアントは落下した。ジャイアントはショックで気を失ったホーガースを死んだものと思い込み、激怒した!
彼は変形し、恐ろしい姿に変貌して次々に軍隊を襲った。戦艦からの砲撃をも退けた巨人はさらに苛烈な攻撃を続けようとした。しかし意識を取り戻したホーガースがそこに駆けつけた。少年は命をかけてジャイアントを説得し、それを受けてジャイアントは意識を取り戻すのだった。
しかし、ケントは将軍を差し置いて勝手に巨人への核攻撃を決定した。しかし巨人はまだ市街地にいる。このまま核攻撃を受ければ市民が、ホーガースやディーンが死んでしまう。それを知ったジャイアントは決意した。
彼は一緒に行こうとするホーガースを止め (*3) ひとり宇宙へ、飛来しつつある原爆ミサイルへと向かった。
巨人の頭の中でホーガースの言葉がこだまする。
「ひとは、なりたいものになれるんだよ。君は、なにになりたい?」
彼は応える。「…スーパーマン」
…巨人はミサイルと激突し、四散して消えた。ロックウェルの町は救われたのであった。
しばらくの後 (*4) 。軍隊からホーガースへの贈り物が届いた。それは彼らが回収することができた巨人の唯一の破片である、ジャイアントの耳に入れるネジ?であった。その夜。ジャイアントのことを考えるホーガースの眼前でネジが光り、動き出した。ホーガースは全てを察してネジを向かいたがっているところに去るに任せ、彼との再会を誓うのであった。
…同時刻。アイスランドの辺境に、修復を完了しアンテナを伸ばして各部品に招集をかけるアイアン・ジャイアントの頭部があった。
身長推定15m。重量不明。
交友関係:
ホーガース・ヒューズ、ディーンの二名。
能力:
15mの巨体とそれに見合った重量・パワーが彼の主要な能力と考えられる。
その装甲は、ホーガース等は鉄と信じているが、大気圏突入や数メガトンの核爆弾に
(実質的に) 耐え抜いていることからもそれ以上の強度を秘めた超物質と考えられる。頭部に地球落下時にできたものと思われるへこみがあったが、ラスト付近でジャイアントがこれを自己修復していることから、この装甲がある種の形状記憶合金であると推定できる。そのエネルギー源は鉄であり、これを頑丈な歯と口でかみ砕き吸収することでエネルギーを得ているらしい。なお巨人には人間の睡眠にあたるサイクルがあることも認められている。その言語能力や理解力からみて、この巨人が極めて高い知能を秘めていることは明らかである。
巨人はまた飛行能力をも秘めていた。足裏からロケット
(大気圏を超えて飛行できるのであればジェットでなくロケットであろう)
を噴射し高速で飛行する。さらに背部には姿勢制御用のアポジモーターを二基装備している。その機動性は1957年当時のジェット戦闘機のそれを完全に圧倒するもので、脚部の大質量を移動させて同時にロケット噴射方向を変更する”アンバック”運動を行うことで瞬時にその推進方向を変えることができる
(ホーガースはよく機動Gに耐えられたもんである)。
また彼の特筆すべき機能として自己修復機能があげられる。ある一定量以上の物理的衝撃を受けると、巨人は自らそのパーツを機能単位
(モジュール) ごとに分割することで致命的な破損を回避し、しかるべき後に頭部のアンテナを通じてパーツを呼び戻し再構成を遂げる。このことから巨人は各モジュールごとにジェネレーター、センサーに加え、それぞれに独立した知能すら備えているということが推定される。これはこの巨人に託された?であろう「あらゆる環境で生き延びる」という使命に適合した機能なのであろう。
この巨人は自らに向けられた武器 (*5) に対抗して自己防衛モードを発動するようプログラムされているらしい。この際には彼は両目からレーザーを放射し、対象を焼き尽くす。
さらに攻撃モードが発動することで、彼は異形の攻撃形態へと変形する。両腕をそれぞれ大口径レーザー砲・荷電粒子砲に変化させ、頭部を引っ込めてドームで覆い
(*6) 、胸部装甲を展開して最大の破壊砲を剥き出しにし、さらに背部からフレキシブルに動作する小型銃器を3門引き出す
(加えて個々の銃器を制御する副碗も出てくる)。脚部装甲も展開し、各3門ずつのレーザー砲門が開く。
デザインについて:
頭部:卵型の頭部に二つの巨大な眼。中央には板状の装甲版が。口部は巨大な覆いで隠されているがその内部には恐ろしげな歯が。口から胴体までは空洞?のようで、ホーガースが口中に石を放り込んだ際にはカランコロンと石が落ちる音が…。眼は通常開いているが、フレキシブルに動く二枚の遮光板によって部分的に遮られ、それによって様々な”表情”を形作ることができる。「睡眠」時には遮光版が完全に降りる。眼は通常は黄色がかった白い光で満たされているが、悲しいときには青、自己防衛/攻撃モードでは赤い光を放つ。
胴体:胸部は堅固で直線的な装甲で覆われている。腹部の筒型パーツはモノシャフト
(一芯軸回転) の可動部と考えられていたが実際には各環状パーツが内部のシリンダーによって上下左右フレキシブルに可動するようである。
腕部:ボディから迫り出している肩アーマー自体もモノシャフトドライブで可動するようである。概ね球形の肩、細い筒状の上腕部に球形の可動部、箱型の下腕部と続く。指は4本。それぞれ基部を含めて3個所
(ヒトは4個所) で可動するが、これでは人間ほどには細かな作業は困難であろう。
腰:半球状の基部から二本のシャフトが突き出しており、その先にあるボールジョイントで脚部と接続されている。シャフト自体もある程度自由に曲がるようである。
脚部:腰との接続点のボールジョイントはアーマーで覆われているが、このアーマーもモノシャフトドライブで可動するらしい。腕部同様に球形の基部、細い筒状の上部に球形の可動部、箱型の下部へと続く。足首は脹脛に相当する部位に付いたシリンダーに連動してスイング可動する。足首はその巨体に相応しく巨大で、足裏には複雑な紋様とロケット噴射口が。
アイアン・ジャイアントのデザイナーはジョン・ジョンストンなんすね。あのスター・ウォーズのメカデザインの。たしかに言われてみれば全体に無骨でなおかつ機能的で動くと優雅なとことか、全体に地味な配色とか、関節むき出しのデザインセンスとかがAT-ATやスノーウォーカーに近いものがありますね。
備考:
とにかく涙とは無縁の人生を送ってきた私が泣けて泣けて画面が見れないくらい泣ける映画です。泣ければいいってもんでもないけど、とにかく私の泣きのツボにはまるんでしょね。それってのはやはり、子どもの頃から持ってきているノスタルジックな感傷、なんでしょうけど。映画館では隣で観てた6歳くらいの子まで泣いてました。その辺りの年齢層からも「かっこいい!!」とか以外の感情のフィードバックを生じさせるって、実はとんでもなくすごいことなのでは?
6歳児に理解させるようなストーリー、笑えるようなギャグや台詞まわし、エンディングを造ったとしても、こんどはそれを子どもとともに観てる大人も泣いているんだから…。
適度に繰り出されるギャグのセンスもいい。日本人もためらうこと無く笑えるものが殆ど。文化の影響を受けない笑いのセンスって、いいです。
キャラもいいですね。ケントの憎たらしさとアニーの可愛らしさが特に気に入りました。ホーガースはー、日本人のセンスからすっと、ちょっと濃いかなーとは思いました。日本人って主人公は淡々とした薄味が好みでしょ。ディーンは、いい奴だと思うけど服装が妖しい
(笑) 。あと髭剃り跡をそこまで丹念にアニメ化する必要があったのか
(笑) 観てて気になっちゃってさー。
…パンフや他のHPでも触れられていますが、この物語では「銃」が問題になってるんですよね。銃社会、ね。開拓時代の
(ハタから観るとさほど名誉とも思われない)
伝統から未だに市民が”自衛”のために銃を持つことを許されている社会。ま、世界の他の国がそれを「そんなに」真似しないこと自体は結構なことだとは思いますが。自衛隊が備えている武器がどうみても総体として攻撃用の兵器なのと同じで、銃はどういった使い方をしても対象の生命を奪う、そのための道具でしかないのですが。しかしアメリカでは全米ライフル協会?(チャールストン・ヘストンが理事長ってだけでなんかむかつく)
やら在郷軍人会やらが強い権力を持っているために歴代の全ての大統領が銃器に対して容認しているという。勘弁して欲しい国だなーほんとに。…散々良い作品だといわれながらもこの映画が本国でヒットしなかった理由ってのに、この銃大好き人間どもが関与してるのでは?ってのは、私の考え過ぎかな?
アイアン・ジャイアントは所詮巨大な、破壊のための兵器
(=銃) である。しかし彼は心優しい母親に育てられた少年と出会い、その心に触れたことで破壊
(それも自分を攻撃したものを攻撃し返すという受動的な)
よりも親友と仲間、多くのひとを救うために「スーパーマン」となることを決意する。「ひとは自分がなりたいものになれる」という優しい大人
(ディーン) の、そしてそれを受けたホーガースの言葉が、「銃」に人助けをする心を与えた。このような形で
、余所から見るとアホらしいだけのアメリカのプライドと風習に対して「洗練された」形でノーと言いきったこの映画は、ほんとに素晴らしい映画だと思います。某作家が「子どもと一緒に見たい映画ベスト」と評していたが、私も子どもができたら何度でも見てやる。
…とにかく86分の物語ですが、すんごくよく練り込まれている。一瞬たりともシーンに無駄がない。テンポもいい。それぞれの台詞がそれぞれなりに意味をなして、あとで生きてくる。ほんとにすごい。アニメとしてじゃなくて、映画として、エンターティメントとして20世紀最高レベルの作品だと思います。
「スーパーマン」というアメコミの代表作といっていい代物が、この物語の中で重要な意味をもってきますね。でも、これに関してはもう少し気を遣ってほしかったかな。というのはジャインアントはスーパーマンを実は全然よく知ってないわけですよね?
ただ空を飛ぶ派手なヒトで、他人の生命を奪わないヒトだとしか。彼がもう少し長期間、ホーガースと一緒にいれて、スーパーマンというキャラクターを理解した上でのラストの行動と発言なら、もっとよかったかなと。…でも私自身が実はこの映画を観て、
「スーパーマンてのは、単に悪と闘うだけでなくそれと同じかそれ以上に、生来の力を生かして人を助け、救うキャラなんだよな」という当たり前の事実を再認識したのでした。
アイアン・ジャイアントについて。彼がなにものか?という疑問はこの物語をラストまで観た人にとっては本質的な問題ではないような気もするのですが、敢えて検討してみると、やはり
・地球のものではない。オーバーテクノロジー過ぎるから。
・純粋な兵器とは言えない。何故なら攻撃は常に受動的なものであったから。
おそらくは彼も異星の文明によって創り出されたフォン・ノイマン・プローブだったのでしょうね。これは他の文明に向けて送り出され、相手の進歩の度合いや攻撃性、将来性を総合的に検討した上で、将来的に自己の文明の障害となりうると判断された場合にはその文明を滅ぼすために活動を開始するといった働きを持つ代物ですが
(厳密な意味は特に前半の”調査機”の方) 。彼の場合は落ちた際に記憶を失ったというよりは、もともとその製作者の意図によって現地住民の心に感応して育つように赤ん坊のような未発達な自我を与えられたのでしょうね
(*1参照) 。出会ったものが猟師や軍関係者だったらそれに感応した彼は最凶の兵器となる。まーそれならば、ホーガースに会ってよかったな、と。
…アイスランドで復活をはじめた彼はその後どうなったんでしょうかね?
別に続編を造って欲しいわけじゃないんだけど
(苦笑) 。ひょっとすると、43年が経過した今でも、四散したパーツが世界中でジリジリと本体に向けて進んでいるのかもしれませんね。…装甲が放射能を帯びているんじゃないか?とか、そういった夢のない想像はしないほうがいいんでしょうねぇ。
デザインについて。3DCG化されて画面で動いているものはデザイン画と結構様子が違いますね。意外に全身の”筋”や線が強調されていますし。
しっかしアニメではその凄まじい巨大感、重量感がものの見事に表現されていますね。登場当初は彼がどアップで登場する毎にのけぞってました
(これはやっぱ、映画館で観る映画だね)。にも関わらず映像ではフィギュアよりはスマートな感じです。ま、ベーシックフィギュアがやや肩幅広すぎなのかもしれませんが。(巨大フィギュアはかなりいい造形ですねぇ)。とにかくその存在を知ったとき、最初にフィギュアを店頭で目にしたとき、その度にいろんな意味で
「…難しい」 と思ったデザインですが、ラインがシンプルであるが故に頑丈そうで、力強く、重量感に満ちたその外観はやっぱすんごくよくできてるなぁと思いました。OVA版Gロボ(ま、アメリカでも大ヒットしたし、IG製作陣も確実に観てるわな。IGの無茶な内部構造や変形機構もその影響を受けているし)
やビッグオー (私は観てない) 等 、最近は日本でもアナクロ志向のロボットってゆうのも出てはいたけど
(共通点はビスね) 、やっぱアイアン・ジャイアントのように細いシャフトも多用して、その上で力強さを示すこのデザインセンスは素敵だと思います。デザインもいいし、それを十全に生かしたアニメーションも素晴らしかった。
作品紹介
アイアン・ジャイアント
可動箇所:通常のフル可動(14)+手首関節(2)=(16)

*1:本当のところ、頭を打ったから記憶がなくなったかどうかは不明である。ラスト近くで激怒したアイアン・ジャイアントは自らの頭の歪みを直したものの、その後記憶が戻ったという確かな説明はない。地球に来た
(或いは送り込まれた) 段階で、彼は既に記憶と呼べる物を備えていなかったのではないだろうか?
*2:個人的にはこのシーンでの言葉の覚え方には疑問が残る。ホーガースの出力している空気の震動
(音声情報) がある種の情報伝達手段であることを即座に理解し、また彼の出す情報の対象
(岩とか木とか) を即座にそれ(名詞) として理解し同時に他の音声情報をそれぞれ動詞や形容詞、助詞等に分類して理解するなど、彼の言語理解のスキルはとにかく尋常でない。というかいくらなんでも習得と理解が早すぎる!!
翌日には人間側の出力に関してはほぼ全て理解しているらしいし。ま、であるからこそ数日間で巨人側からも意味のある単語を出せるようにもなったのであろうが。
*3:ここでのジャイアントの台詞がかつて自身を森に留め置こうとしたホーガースが告げた文句と同じであることが、上手い!泣ける。
*4:この事件以後、アニーに一目惚れしていたディーンは彼女と結婚するかそれに準じた関係になったようである。また飛び級で進級したせいで年長のクラスメート達と上手くいっていなかったホーガースは、ジャイアントの一件を機に彼らとも友人関係になれたらしい。
*5:…ホーガースの向けた銃は玩具の銃であった。またホーガースとジャイアントの出会いの際にホーガースは銃を持っていた筈だがジャイアントがそれに注意を向けた形跡がないことから、巨人は当初から「銃器」に対応するようプログラムされていたわけではなく、ある段階で銃器=兵器と学習したものと推定される。具体的には銃でシカが殺された際に、であろう。実際に猟師たちの銃が彼に向けられたわけではないが、彼はシカの生命を奪った銃を「恐ろしい物」として捉えたのであろう。
*6:アメリカンな悪役って(特に宇宙人系ね)、頭部を透明なドームで覆うってパターンが多いよなー。マーズ・アタックとか
(笑) そのセンスって日本人にはないものだと思います。しかし、なんでまたアイアン・ジャイアントが頭部をドームで覆う必要があるのだろか?
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