巨神ゴーグ

巨神ゴーグ 1登場作品:
「巨神ゴーグ」(*1)


名称:
ドークス・ガーディアン レベル21. ゼノンタイプ(*2)
GAIL陣営は”人型”と呼称している。
ゴーグ”はオウストラル旧島住民の名付けた俗称。その独特の咆哮からきたものらしい。


Story
オウストラル島はサモアの東南約2000km地点に浮かぶ孤島である。
1990年この島に突如新たな陸地が浮上し、後の調査によってこの新たな陸地が1万年近くの周期で浮上と沈没を繰り返していたことが判明した。この新たな陸地 (オウストラル新島) を訪れ研究したDr.田神、Dr.ウェイブ等の学者達はこの島に文明の痕跡を発見した。それは人類の黎明期に極めて高度な文明を有した何者かが、この地に存在したことを示唆するものであった。しかし程なくしてこの陸地の沈没が伝えられ、オウストラル新島は地図上から再び姿を消したのだった。それはこの発見によってもたらされる利益の全てを独占し、超古代のテクノロジーを独占しようと図り米ソ(*3)の超大国と手を結んだ巨大複合企業GAILによる大規模な隠蔽工作であった。
GAILの隠蔽工作は当然のごとく新島を研究した学者達の身にも及んだ。
…死去した田神博士の一人息子悠宇(ゆう)は父の残した手紙を頼りにニューヨークに住むDr.ウェイブの元に向かい、そこで博士とその妹ドリス、希代の忠犬アルゴスに出会った。しかしそこに早くもGAILの魔手が迫った。ほうほうの体で逃げ出した一同。博士は頼りになる謎の男”船長”に旅の支援を求めた。GAILの追っ手を蹴散らした船長とどうにか合流した一行は旅を続ける。行き先は謎の島オウストラル島!サモアに到着した一行はそこで船をチャーターし嵐の中海路オウストラルを目指した。GAILの警戒網を突破した一行であったが、そこに突如謎の触手達が出現。触手は船を襲い、沈没させてしまった。海に投げだされた一行…。
…悠宇はアルゴスとともに砂浜にいた。そこはオウストラル新島であった!博士やドリスを探す悠宇はしかし、再び触手に襲われた。大量の触手を放つそれの本体は、巨大な半球状の生物とも機械ともつかぬ謎の物体だった。触手に追い詰められ絶対絶命の危機に陥った悠宇。そこに咆哮が轟いた。振り返った悠宇はそこに、青い巨人の姿を見た!
巨人は圧倒的な力で怪物を退けけ、悠宇の眼前にひざまづきその手を差し伸べた。その優しい目に恐怖を忘れた悠宇は、巨人の求めに応じその手に収まった。

悠久の時を経て出会った巨神と悠宇。それがこの謎の島の秘密を解き明かし、やがて世界をも揺るがす一大事件を引き起こすこととなる彼らの冒険の始まりだった。

全高13.5m 重量12.5t

交友関係:
田神悠宇、ドリス、アルゴス。マノンら異星人も自分のものではないガーディアンに対し一定の支配力を持つようである。

巨神ゴーグ 2 巨神ゴーグ 3

能力:
およそ3万年前、地球に飛来した異星人が自身を守護する目的で建造した巨神、それがガーディアンである。
ゴーグは特に指導者マノンの弟、ゼノン専用にカスタムメイドされた指揮官用超高性能モデルの一体である。
 
その能力、特に防御能力は人知を遥かに超えるもので、現用兵器では傷をつけることすら不可能なほど硬度の高い超物質で全身を装甲されている。ゴーグを研究した調査チームによれば、その装甲には継ぎ目が一切なく(筋はあるんだけど)関節部部分も稼働時以外は硬質化する(形状記憶合金みたいなもんか。この性質は今の科学ではまあ、想像できないほど高度ってわけでもないかな..)という。その完璧な装甲に遮られGAILの科学者陣はその内部構造を検討することすらできなかった。
 腕力は未知数。その巨体と重量から人間が想像できる以上の凄まじい膂力を備えていることは確かである。主にその凄まじいパワーと無敵の装甲を生かした格闘戦で被守護者を守るため戦うが、本来は標準装備であり背部バックパック内のコネクタに接続して使用するガーディアン用パルスランチャー等の武器を使用した砲撃戦にも優れた才能を発揮するらしい(実際でかいものを投げつける際にもその狙いの正確さたるや尋常なものではなかった..) 
 動力源は一切不明であるが3万年というとてつもない期間稼動し続けていることから 水等あらゆるものを取込んでエネルギーに変換する反応炉、太陽熱等を吸収して取込むシステム、さもなくば人間の想像を遥かに超える長期間、巨体にエネルギーを供給し続ける大容量のバッテリーのようなものが存在すると推定される。
その行動から極めて高い知性(或いはそれに類するもの)と与えられた目的を果たすためのある程度の自律性を備えていることも推察される。

巨神ゴーグ 4
備考:
私が一番好きなTVアニメシリーズのひとつであることは確信を持って言えます。映画最上位に「アイアン・ジャイアント」が入っているのは何かの符合でせうか?
84年だから当時小学生だったし、家にビデオもなかったので全話見切れたとは到底思えないのだけど、4話にしてようやく登場した青い巨神の威容 (まーOPに出てたけど)、謎の島の魅力、冒険の魅力、キャラの魅力 (主人公がまた珍しいほどポジティブでいいコだしねー。あとはやっぱ船長すか)、 筋立ての見事さ全てに魅せられました。
 その後大学に入学し下宿した町のビデオ屋で再会し、改めて腰を据えて全話見ましたが…アレですな、昔いいなーと思ってた女性が時間をおいて冷静に眺めるとたいしたことなくってガッカリみたいな体験て生きていく上でしばしばありますけどゴーグは全然!やっぱり最高でした。子どもでも楽しめる話だけど大人になっても全然その良さが変わらない。むしろ理解できる範囲が増えてもっと好きになれる、と。
 とかなんとかいいながら意外にゴーグの素性や悠宇との関係って忘れてたりするんですけどね(笑) ストレートにゼノンのアレだと思いこんでいるひとは多いのではないだろうかね?私はつい最近までそうでしたけど。それが実際にはそうではなかったりするところが、なんつーかゴーグという在り方に更に深みを与えているんですよねー。ボランティア精神っつーか(笑)
御大ゴーグですが個人的にロボ史上最強5傑には入る強さと評価しています(*4)。ゴーグってば武器がないせいで逆に”極端に弱い”とゆう評価が下る場合もあるのですが。
何せ硬い(笑)何されても全然平気。パルスランチャー食らっても平気と見てて引くほど頑丈 (ラブルガーディアンに効くとこを見るとこの兵器が対ガーディアン用ではないとも言えないと思うのだが..高級品は表面処理も違うってこと?一方でマノンタイプに浴びせられたのは対人用だったという説もある) 。そもそも3万年連続で稼動してる間に風雪?で目減りして当然のはずがゴーグにはそれすらない。M.H.みたいに自然再生する装甲なのであろうか?攻撃力は、あー、選択肢は少ないのだけど防御では無敵っていうその奥ゆかしい強さがゴーグだよなと思います。…書きながら気付いたけど底無し沼に落とせばいいのでは (笑) ジャガーノートみてーに。てゆうかそんなシーン本編中にあったよなー..
 デザインも凄すぎる(基本的なデザインは安彦良和御大直々のものと考えていいみたいだけど)。何が凄いって何持たせても似合わない(笑)銃器も剣も盾もなにもかも。その上で”ゴーグである”という以外の全ての行為が似合わない。全く。空飛んでも浮いてもおかしいし人間大でもおかしいし(人型なのだが全身のラインに鎧っぽさ、人間らしい佇まいが全くない)都会にいてもやっぱり合わない。サイズも、20m,50m級じゃ全然おかしい。100mくらいなら、ちょっと?(笑)
オウストラルの様々な相を示す大自然の中を歩き現用兵器や大型作業機械としのぎを削り(笑)キャリア・ビーグル(あー好き)と共に重々しい動作で進む、それ以外のことをしているゴーグが想像できない。それってデザインの強さであり凄みでもあると私は思います。
烏帽子のような形状の頭部 (ニキ・ヴァシュマールに影響与えたね)、複雑に重なり合う肩アーマー(未だにこれを超える形状は出てきてないなーと思う)!開閉する胸部 (ガイバーに影響与えたに違いない←バカ)、ついでにそのインパクト抜群の中身(笑)。とにかく分厚く、頑丈そうで、重そうな装甲 (実際その割には自重軽くないすか?)、最高です。
色も完璧です。明らかに異質で神秘的な、深みのある青。頭部周辺だけに絞った金モールド。

…見てないひとはどうにかして見ましょうねー。後悔はさせまへん。私はDVD出たら絶対買います。


作品紹介:

巨神ゴーグ

巨神ゴーグ 5 巨神ゴーグ 6

可動箇所:超絶可動(35)
頭部:回転(1)
腹部:スィング(1)
腰部:回転(1)
肩:基部アーマー回転(2)
肩:マルチ可動(2)
肩:内部アーマー回転(2)
肘上部:回転(2)
肘:スイング(2)
手首:回転+スイング(4)
指:人差し指&中指部と薬指&小指部(4)
股間:マルチ(2)
腰部アーマー:マルチ(4)
腿上部:回転(2)
膝:二重関節(4)
足首:スイング(2)


さて。私の守備範囲となるタカラ製1/100ゴーグというと3種類があります。どれも放映当時か直後にかけて購入した記憶があります。
 プラキットは、肩アーマー(大)が可動しない、何より頭部の造形がださいってことで問題外。そもそも手に入らないけど。同シリーズマノンタイプの造形はよかった。何よりプラモは材質が極端に熱に弱いので私のカスタム向きではないのだが。
ジョイントモデルは分割された各パーツをL字ジョイントで繋ぎ可動させる趣向。造形・可動(肩アーマー(大)も回転可動する。腰は回転しない)的にも随一の出来ですが、これも現在手に入れるのは非常に、難しい。ちなみに先日(2002年4月)のスーフェスでは1万5千円でした。あはは。
 で、今回使用したリアルプロポーションモデル。現在でも比較的手に入りやすい代物です。新品がスーフェス等一般的には3000円、探したひとは皆知っている秋葉原某所では1000−1500円。そのズシっとくる重さからダイキャスト製?と疑う向きもあるのですが、実のところ金属パーツは足首だけ(笑) 頭部の造形は良いし腰も回転する、肩アーマー(大小)の可動処理も一番ですが全体にプロポーションが悪く (一言で言えば寸詰まり)、何よりあまりにも股間が動かない!というのが問題。こいつとジョイントモデルの場合股関節可動基部が普通じゃなく、スカート上部というか股関節の入るべき場所の上からぶら下がるような形で前方スィング関節が脚部と連結されているのです。まーそれも問題だけど、それ以前にこの時期のロボってのはスカートの存在自体が脚部可動の基本的な問題になるわけなのですが。解決したのはボトムズすか。
 今回はこの素体のプロポーションを改修して脚部の可動を上手く処理することが主な課題となります。
上半身はさほど弄ってません。胸部の観音開きはその為のヒンジパーツが肩アーマー(大)の回転を阻害するのでオミットしました。バックパックはジョイントモデルのものが余っていたので造形がよりシャープなそちらに変更しています。腕はやや短いと感じたので上腕部を一度切断して延長しています。手首はマンガ・フリークのマルチ関節(小)を入れて可動を増やし手自体も装着変身素体の可動ものにしています。腹部。素体の腰回転部から上で切断して内部パーツを外します。そこにフィギュアの肘関節を入れて固定し、前方スィング関節として形を整えます。これでかなり前方にスィングでき、表現力がかなり増します。
 腰パーツですが両脇のスカートを切断して、この上中央部をくりぬきポリキャップを埋め込んで可動式装甲に仕立てます。これを腰横に差込んで固定した可動軸(軟質素材性の棒)に差込み、外れないように軸の端を溶かして終了。これで両脇のスカートが回転&開閉します。…まーゴーグはやっぱこれくらいやらないとろくに動かないんだよね、肢が。腰後部の装甲はプラモのように可動式にすることの意義をさほど感じなかったので脇を切断して小さくなった分を補うためやや大型化して処理を終えています。
股関節は基部をくり貫いてマンガ・フリークのマルチ関節をはめ込んで固定し、さらに回転関節を足してこれに切り出した素体の肢を接続していきます。膝ですが素体だと殆ど曲がりません。一旦ネジを抜いて関節の外部と内部を削ることで若干マシになりますが、それでもやっぱり大して曲がらない。なのでこの関節の上の部分で切断しCORPSの膝関節と連結して二重関節にしました。上の新関節部は腿パーツの装甲で上手く隠したので曲げない限り二重関節には見えません。足首ですが、これはダイキャストで弄りようがないので新造しました。1/144ドラグナーシリーズ ファルゲンの足首があったのでこれを元に造形し直しました。可動部としてフィギュアの肘関節をこの足首にはめ込んで固定し、素体の脛パーツに差し込んで固定します。
180mm戦車砲はジョイントモデルのよりもリアル..の方が造形がいですな。砲口を空けて終了。
 塗装です。基本色はメタリックブルーにコバルトブルー、フタロシアンブルー、メタルブラックを足して造った専用色。胸部の赤はメタリックレッド、金はゴールド。全身の黒ラインは0.05mmの黒マジックで。…素直にコバルトブルーでもよかったかなぁ。個人的には素直すぎる配色もアレだなーと思ってメタル入れたのですが。180mm砲は焼鉄色で。

 やっぱ可動個所/範囲が増えると普通の佇まいでもそれらしくなるね。個人的にこれまで磨いてきた可動追加/造形修正技術を”頑丈なプラモ”の造形につぎ込んで改修した会心の作、と言えます。


巨神ゴーグ 7

*1:巨神は”ジャイアント”と呼ぶべし。

*2:”ドークス”は指揮官用の意。”ガーディアン”(守護者) は異星人を守護する目的で作られた永遠の命を持つ巨人を示す。

*3:製作当事ソ連はまだあった。

*4:イデオンは衆目の一致するところとして、あとゴーグとゼオライマー(アニメ版でも充分強いけど原作は無敵というか不滅.) は入るかなと個人的に思ってます。…マイナーだなぁ。


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