デモンナイト

登場作品:
「幻星神ジャスティライザー」

デモンナイト01
名称:
暗黒騎士デモンナイト。人間体は 神野司郎 を名乗る。
本名はライザー星人、”伝説の騎士”リゲル(*1))

Story

450年前(*2)。宇宙の星々を破滅に追いやる異星人カイザー・ハデスの軍は地球に襲来した。しかし彼の目論みは、惑星の持つ固有の防衛力”ジャスティパワー”とそれを操る科学力を秘めて地球に駆けつけたライザー星の科学者ノルンの活躍で頓挫した。 ハデスは封印され、地球の平和は辛うじて守られた。ノルンは未来のハデス復活を予期し、彼と戦う戦士たちのために巨大兵器及び戦士達の鎧となる強化スーツ(ライザースーツ)を格納衛星シェイドスターに遺した。
 現代。環境破壊と人心荒廃によって地球を保護するジャスティパワーは減少し、封印の効力が弱まったことでハデスは密かに覚醒していた。ハデスは自らの封印を解くために宇宙より腹心の部下ドクター・ゾラを召還した。ゾラ配下の戦士サイバーナイト宇宙巨獣たちによってハデスの封印を解くため破壊される地球。そのとき、シェイドスターより発された3つの光弾が、正義の心をもつ3人の若者、伊達翔太・真田ユカ・平賀真也の3人に打ち込まれた。3人はその光を受け地球を守る戦士ジャスティライザーに変身。彼らは天空より現れた巨大ロボ ライゼロスとそれぞれの戦士を守護する星神獣との合体によって誕生する巨人兵器 幻星神 を駆り、ゾラとカイザー・ハデスの軍団に立ち向かうことになった。かつてノルンに協力し、彼女の遺志を継ぐこととなった一族の遺児、天道澪・本宮麗華の二人に合流した翔太たちは、ジャスティパワーの謎と過去のノルン/ハデスとの戦いの真相に迫りつつ、ゾラの軍団と死闘を繰り広げた。しかし遂にゾラを倒した一同の正にその背後で、復活したハデス。彼は自身の宇宙船を再起動させ、宇宙より配下の軍勢デストコマンドを呼び寄せ、地球征服作戦を再開した。

 戦いの中、澪は神野司郎を名乗る一人の若者と出会った。彼はジャスティライザーと同様に人間体から強化スーツを身につけ変身する! デストコマンド最強の戦士デモンナイトを名乗る彼は、ジャスティライザーの敵か、味方か? ジャスティライザーとハデス軍との死闘が激化する中、剣の戦士ライザーグレン(翔太)とデモンナイトは激しいライバル意識を燃やす。

 ジャスティライザー3戦士が、ノルンから澪の一族に託された神秘の石ジャスティクリスタルを核にその力を結集して誕生した地球意志の化身、最強戦士 ライザーシロガネはデストコマンドの精兵を圧倒する凄まじい力を振るう。誕生したシロガネに切り伏せられ瀕死の重傷を負った剣の師匠ダンハウザーから末期の言葉を聴いたデモンナイトは、自らの過去の記憶に疑問をもった。彼には過去に、君主であるハデスと剣を交えた記憶があった..

 ライザーシロガネのためにノルンによって用意されていた最強の星神獣、リュウトと合身し誕生した究極の幻星神 ジャスティカイザーは、地球を破壊するため自ら巨大化したハデスを倒し、地球には一時の平和が戻った。

 かつての記憶を求め彷徨うデモンナイトは、宇宙より飛来し、”伝説の騎士”を探す異星人ミラと出会った。破滅したライザー星の遺児であり、ハデスの兄である魔神ダルガの軍勢に追われていた彼女の携えていた宝玉スターリングは、デモンナイトの持つライザーストーンと激しい共鳴を起こし、それによってデモンナイトの記憶の封印が解かれた。…彼は450年前、ハデスに攻め落とされた惑星ライザーの戦士、”伝説の騎士”リゲルであった。彼は特殊スーツを身につけハデスと直接切り結んだが、破れ、ハデスによって記憶を封印されてデストコマンドに編入され幾多の星を滅ぼす戦士達の尖兵と化していたのだった。そして、彼の姉の名は、ノルン..
記憶を取り戻したものの、その眼前でダルガの腹心コマンダー・アドロクスによってミラを倒されたことで、自らの戦士の魂を取り戻したデモンナイト。彼はジャスティライザーとともにダルガの軍勢に立ち向かう決意を固めるのであった。

身長2m弱、体重不明

デモンナイト02


交友関係:
伊達翔太・真田ユカ・平賀真也・天道澪・本宮麗華・ダンハウザー
翔太とはかつてのライバル。ダルガ編以降は真也(ライザーガント)とコンビを組み戦う場面が認められる。

能力:

デモンナイト03 デモンナイト04


カイザーハデス親衛隊・デストコマンドの中で最強を誇る戦士。

青竜刀状の魔剣ナイトシュバートを出現させて戦う。戦闘スタイルは剣士とニンジャのそれをミックスさせた独特のもので、極めて身軽。
軽快な動作に合わせ様々な体制から激しい攻撃を繰り出し、その戦闘能力はジャスティライザーの一人一人を上回るものである。
必殺技はナイトシュバートをエネルギー光弾に変形させて左腕の一撃で放つエネルギー弾”ナイトクリーバー”

デモンナイトはリゲルがライザースーツと同様の機能を持つ強化スーツを装着し変身した姿である。
「クラストオン」の掛け声でリゲルの左腕に装着されたライザー星の力の結晶ライザーストーンが発光し、スーツが展開してその身を包む。

デモンナイト05 デモンナイト06

   

備考:

デモンナイト07    

 前番組「超星神グランセイザー」は東宝系特撮久々TV進出の意欲作として、一通り目を通していました。ゴジラ特撮にで培われた巨大戦のもつ独特な迫力は東映系のそれを凌ぐもので見応えがありますが、よくも悪くも演出が全体に泥臭く80年代ノリで、現代の東映系特撮のスピード感とスタイリッシュさに欠けるところがあり、私の評価もその程度止まりでした。とはいえラスト直前の盛り上がり(破壊者ボスキートと地球人類の関係・ウォーフ・マナフの攻撃理由等)はSFマインドも感じられ、なかなかに楽しませてくれました。でも最強敵キャラはホイホイ分裂しちゃうとその価値が激減ってこともよく分かった(笑) なかなか面白い設定だったのだけど。 12人という大人数の主要キャラ人間模様を一応破綻なく語りきったという点でも、十分に評価できるかもしれません。…セイザーはロボも戦士もデザインがイマイチってのもあったよなぁ。リヴァイアサンガントラス、怪獣型の合身獣王ダイセイザーなんかは土臭いながら重厚かつ斬新でいい感じでしたけど。ライバルキャラのインパクター・ロギアなど、東宝系の特撮は敵やライバルキャラの造形に、より見るべき部分があるなと思います(とはいえセイザーの敵キャラのデザイン、全体にダサすぎだと思う)。

 で、ジャスティライザー(一応セイザーと同一世界の話ということらしく、終盤はセイザーキャラのゲスト登場もあり、楽しませてくれます)。主要戦士を3人に絞り個々の親子関係・恋愛模様なんぞも細かに描いています。正直私は見ててダレた時期もあり、第二クール以降、実のところデモンナイト初登場なんかも見過ごしていたり、戦闘シーン以外早送りで見たり(笑)、シロガネ登場までそれが続きました。その後は(気が狂ったような演出の話何話かでヒキツケを起こしそうになったこともありましたが)、意外にというか丁寧な話づくりと多少進化した演出に引っ張られ現在に至ります。 
 まあとにかくデモンナイトがかっこいいのです(笑)そのポージングやバトルスタイルがすげー!いい。ワイヤーを多用して、東映特撮のよくも悪くも洗練され魅せることを重視した一方で「枠を超えることのなくなった(まあ響鬼は頑張っていますが)」演出を上回る!うぉーこれは!という(偶にアホな動きもありますが)斬新な動作やカメラワークに惹かれます。もともと魅せる動きより格闘技の方法論と動きを重視した”堅実な技闘”というイメージが強い東宝特撮(私的には「七星闘神ガイファード」イメージが強い。ああぁガイファード作りてー!!)も超星神シリーズの連作経験で一皮向けたかな?とにかくデモンナイトの動きは必見です。
 デザイン的にも洗練されてきたように思えます。ハデス軍の敵キャラ(戦士及び宇宙巨獣)に結構いい!デザインが揃ってきたなぁと思います。ライザー3人は..ハリケンブルーそのまんまと非難を浴びつつも、のカゲリは水準線を越えていますが、あとはダメかなーと思わなくもないですが。グレンは眼がメッシュなのは悪くない。鞘を上手く使う戦闘スタイルは結構好きだけど。ガントは..”四角い頭”というデザインコンセプトに挑戦した勇気は認めますが(笑)ね。やっぱダメかな。専用武器ガントスラッガーも斬新さを狙ったことは評価するけど、どう考えても使いにくそうで、ねぇ…。シロガネというキャラはコンセプトがまんまアバレマックスなのがアレですが、柔王丸呼ばわりされる色使いとデザインは、よくも悪くもライザーらしからぬスタイルで、結構好きです。何よりデモンナイトと並び、その流れるような動きと優雅さと力強さを統合した戦闘スタイルが凄い!ジャスティアームズは失敗だったと思うけど(笑)
 ロボの方は、ライゼロスを核にする合体スタイルというコンセプトは見事だと思います。ライゼロス自体にそこそこ魅力があったのが功を奏したかな?ケンライザーは顔がダサくて残念!ジュウライザーは斬新すぎて(笑。ガントは全部それですね)。ニンライザーはデザイン動きも技も全肯定します!リュウトはまんまギラス、ジャスティカイザーは.,,ま、いいのでは?
 御大デモンナイトです。当然ながら?ライザーキャラは四聖獣モチーフなので、グレン(鳳凰/赤)・ガント(玄武/黒)・デモンナイト(青竜・青)・カゲリ(白虎/本当は白だけどシロガネに取られて水色..という配分になります。私自身竜キャラが大好きで、各部に鎖帷子様の造形と胸部に龍を配したキャラではニンジャリュウ(ダグオンですね)に次ぐ?こいつも大好きです。とはいえあの鼻の辺りの造形には「はぁ?」と思ったのも事実ですが..重厚である種の柔軟性も感じられる鎧の描写もいいし(やっぱり基本的にはカゲリ同様ニンジャモチーフなのだと思いますが)、ナイトシュバート・ナイトクリーバー等の装備の扱いも素敵。配色も文句なし!
 東宝系特撮シリーズの本質的な弱さのひとつは役者のこなれなさ(←演出の弱さと層の薄さもあると思う)とビジュアル面の弱さ?かなぁと私は常々思っているのですが(このタイミング・この設定でどーしてこういうビジュアルの役者を選ぶかなぁとTVに突っ込みたくなること度々)。 東映と同じく同じイケメン(笑)と呼ばれるひとを配しても、どーしてこういうことになっちゃうのかなぁ.. なのですが、最近は演出もこなれて水準が上がっているようで、真也や神野など、正統派イケメンでありながらどうにもブレイクできない系を、コミックリリーフとして扱うという独特の路線が定着したようですね..確かにあの真面目さは笑いに生かした方がよかったと思います。私は神野についてはどう扱われても心が痛みません。デモンナイトさえかっこよければ!ね。
 ライバルキャラが主人公側に寝返るとインパクトでも戦闘能力でも、どうしてもパワーダウンせざるを得ないのですが、デモンナイトは完全にツルむでもなく、ニンジャキャラを生かして隠密行動でポイントを稼ぎ、独特の位置を維持しているように見えます。まあ私の欲目かもしれませんが(笑)

…と、最近等身大特撮キャラに燃えるものがなかった私としては、まさかまさかの東宝系特撮特定キャラへの執着でした。デモンナイトかっこよすぎ!ライザークロガネの材料になるかと思うと泣けますね(笑)
惜しむらくは彼専用の星神獣や幻星神も出て欲しかった、とは思うのですが。
映画にも出て欲しいなぁ。
 


作品紹介:

デモンナイト

デモンナイト08 デモンナイト09

   

可動箇所:超絶可動(30)
頭部:首回転&上下スィング(2)
腹部:前方スィング(1)
腰部:回転(1)
肩:マルチ(2)
肩:プロテクター(2)
肘上部:回転(2)
肘:スイング(2)
手首:回転+スイング(4)
指:人差し指&中指部と薬指&小指部(4)
股間:マルチ(2)
腿上部:回転(2)
膝:二重関節(4)
足首:スイング(2)

*2005年8月の作品です

 デモンナイトの魅力は先に示した通り。今回はスタイリッシュさを重視せず、あくまでTV版のややズングリしたスタイルを再現することを目標にしています。便宜上デザインを弄った箇所も若干ありますが、あくまでも「デモンナイトの再現」が目標でした。
 製作前に造形の参考としてコナミ製可動フィギュアを購入しています。こいつを弄って作ろうかとも思ったのですが,,ダメですね。造形が私のイメージと違いすぎる。可動の入れ方も気に入らない。造形の参考って意味ではソフビを買った方がなんぼかマシだったかも。とはいえ肩プロテクターとナイトシュバートは利用したのでいいかなっと。
 製作開始。3.5インチの兵士フィギュア(JOEではない)を核に関節を組み込んで上半身を組んでいきます。肩は上述したようにフィギュアのものを流用(でかすぎるので大幅に肉を抉って小さく造形しなおしています)。頭部は素体の回転関節上部にスィング関節を連結して2005年標準の可動に。腹部には例のごとく5インチフィギュアの肘関節を仕込みます。その下に回転関節。上腕部回転関節以下は3怪人セット蛇くんのものですね。手首関節は3.5インチJOEの肩関節、手は蛇君と結構贅沢。股関節はもはや残り少ないマンガ・フリークのもの。フィギュアは回転関節が腿装甲の途中に仕込まれていて気に入らないのですが、今回はそこも調整。膝上部に回転&二重関節を仕込み回転部を腿装甲で隠しています。足首はJOEの膝関節。関節の選定は全体にシンプルですね。
 あとは造形。頭部は..いままでにないデザインなので苦労しています。鼻?の扱いは特に難しい。結局実物とはやや異なり、口部装甲より飛び出すように作って立体感を強調しています。他に大変だったのは胸部ですか。首まわりの装甲を作るまで(頭部は造形しても)正直全然デモンナイトに見えなかったのですが、してみるとこの辺がこいつのデザインの肝かな?胸部アーマーは意外に複雑な造形しています。鎖帷子の造形がそこそこ大変でしたね。ただ模様をつけるでもなく、各帷子部に立体的な段差を入れたりとか。背中のトゲもデザイン的には重要ですね。…胸部から頭部、背部に至る細部を見るに、こいつは本当に龍の良さを生かしたデザインだなぁと思います。
ナイトシュバートは作らずに済んで僥倖でした。正直私の技術ではこれを精密に作るのは難しいので。

 塗装です。デモンナイトは配色も素晴らしいよなぁと思う。 フィギュアの色使いはダメだと思いますけどね。デモンナイトの深い青やパープルを全然再現できていない。帷子も黒一色で誤魔化しているし。
青はメタリックブルーとブルーFS15050の混合。メタリックの質感が重要ですね。少しだけ深みをつけるためブルーも足しています。帷子部は地色にメタリックブラックを塗って、ブルーFS15050で荒く塗装、最後にちょっとだけ基本色のブルーを上塗りしています。シルバー部はシルバー。ゴールド部はゴールド。目は青竹色。黒部はメタリックブラック。龍の眼はメタリックレッド。パープルもメタリックで攻めています。メタリックブルー少々とメタリックレッドの混合にパープルを足した専用色です。

…これでも実物よりは足長なのですが、装甲部をやや肉厚に造り、私の作るフィギュアとしては意識して脚を短めにしてTV版のスタイル再現を心がけました。

2005年度組の名に恥じない出来です。プレデターガッツに並ぶ人型異形系の傑作だと思います。満足!


デモンナイト10      

*1:とはいえ翔太たちは仲間になってからも依然彼を”神野”と呼ぶ

*2:ある程度ライザースーツが侍(戦国)モチーフなのは、ノルンがデザインした時期がこの辺りであるため?翔太たちの苗字も戦国風だし、開始当初は特にその種の意匠が強く示されていたような気がします。途中からはどうでもよさそうに見えるけど..


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