
登場作品:
「ウルトラマンガイア」
名称:
「AGUL」。こちらは確実に自称(*1)。ま、「ウルトラマン」てのは”尊称”なんだと言えなくもないですが。
V2:
ガイア同様、特にXIG及び一般民衆にきちんと「アグルV2」とは呼ばれていない。以前は立派な名前持ちだったガイアに対し単なる
「青い巨人」 でしかなかったアグルが、復活直前からは子どもを発端に口コミで?
今や石室コマンダーにさえアグルと呼称されるようになっている。
継承者:
「藤宮博也」。年齢は我夢より若干上と思われる。
3年前に既に博士号を所有しており、現アルケミースターズ議長のダニエル他を顎で使い、光量子コンピュータ、クリシスの主開発者と目される等、天才集団の中でも飛びぬけた存在だったのであろう。AGULの天啓
(地啓?) を受けて以後は研究施設”プロノーンカラモス”(*2)で地球内部にある「地球の意志を秘めた新しい粒子」を発見するためデータの採取と分析を続けた。
AGULとの接触後デビューまでの期間には、ひとり隠れ家に篭ってその力の分析とトレーニング、各種装備の開発を続けていたと思われる。
藤宮V2:
アグルの光を我夢に奪われた(笑)後はGUARDの地上諜報組織”リザード”の追求の手を逃れ地下に潜伏し、保有している発明の特許に基づく莫大な資金を元手に根源的破滅招来体のリサーチを行って、古代遺跡にその痕跡を発見する等、地味に活動していた。その後稲森博士のちょっとエッチな妄想
(*3) に惑わされたり、GUARDのレーザー衛星をハッキングしてその砲撃をガイアに迎撃させ無理矢理ワームホールを開き、その中へカミカゼ特攻したり(*4)、GUARD柊准将の地中推進ミサイル発射を妨害したりハチャメチャな活動が見受けられた。基本的に発想がテロリストなのであろう。
その後髪にメッシュを入れてTOKIOの長瀬君との差別化を図った。この時期玲子アナとは切れたものと推測されたされるも最終話付近で関係再燃。
復活後は、我夢との和やかーな関係が期待されてたもののOPでは相変わらずむっつりしてるし、42話ではドイツで自らのダークサイドと必死で戦う我夢に「 お前は自分の心の闇に打ち勝てるのか?」と早くも更正者としての先輩気取り。困った奴。
交友関係:
稲森博士 (死亡)、被験者ネズミのリリー (死亡)、KCBの玲子アナ。うーん。
藤宮V2:
何より我夢!、玲子アナ、稲森博士 (但し着衣は白衣のみ承認
!! )、助けたガキとGGGの”はなちゃん”みたいによく怪獣の被害に遭う女の子
(かわいい)。
STORY:
自らの開発した光量子コンピュータ、クリシス起動の直後に「根源的破滅招来体」の情報を
(おそらくはアグルからの直接情報) 得た藤宮は「人間を削除することで破滅を回避できる」というクリシスの”解答”に恐怖し、一人アルケミーズターズを離れプロノーンカラモスに篭り、更なる地球意志の到来を待った。かくして施設の水底に現れた”光”は藤宮の中に宿り、ここにアグルが誕生した。というわけで誕生はガイアよりも早い。世間への認知ではガイアに遅れをとったが、宇宙より飛来した金属生命体アパテーに追いつめられたガイアをリキデイターで粉砕してガイアを救い地味にデビュー。16話では二度 ”アグルの聖地”、プロノーンカラモスでアグルの力を得て、さらなるパワーアップを遂げた。アグルへの変身は手首に装着された変身器具”アグレイター”によって為される。
身長52m、体重4万5千t。
V2: 第41話「アグル復活」
ワームホールより現れた破滅招来体のロボットΣズイグルは、ガイアの両腕に謎の攻撃を施した後、ガイアの光弾であっさりチリになった。ガイア=我夢は、最近海辺の洞窟に巣を作り栄養と睡眠の不足しがちな藤宮が海に向かってフラフラ歩く姿を認めた。藤宮は「海が
(俺を) 呼んでいる…。」とハタから見ると入水自殺未遂にしか見えない有り様で昏倒。
…点滴で復活した彼は海辺で我夢と和やかに話す。藤宮は皮肉にも「アグルの力を失ったことで、人間は地球の一部だと気づいた」と語る (*5)。アグルの力を失って意気消沈する藤宮に我夢は
「戦う誇りを取り戻せ!」 と忠告する。そこに突如ズイグルが復活!変身しようとした我夢はしかし、ズイグルの施していた処置によって変身を封じられ金属製の十字架に閉じ込められ、そのままズイグルに取り込まれてしまった。我夢が囚われたため手を出すことができないXIGを尻目にズイグルは再び出現したワームホールへ向けて飛び立った(*6)。 ズイグルの砲撃で倒れた藤宮は我夢の危機を目にして遂に!自らの守るべきもの/戦う誇りを取り戻した。するとガイア-我夢融合時と同様
”海の異空間” が出現、藤宮は青い光を宿したとてつもなく大きな波に飲まれ、消える。
…海が真っ二つに割れ、中から地に膝をついた青い巨人が、光に包まれて姿を現した。復活したアグル=アグルV2はズイグルを捕捉して地上戦に持ち込み、新たな光の剣
=アグルセイバーで見事我夢を救い出した。我夢の見守る中アグルはズイグルの砲撃を受け止め、新必殺技フォトンスクリューでズイグルを葬り去った。ファイターEXで離陸した我夢と藤宮は互いに笑みを交わす。我夢のエスプレンダーには今や融合した二つの光が、そして藤宮の腕にはアグレイターと、新たな青い光が戻っていた。
身長52m、体重4万6千t(太った?)。


V2:
41話では藤宮が我夢に海について語るシーンがありました。「…全ての生命が誕生し、全ての魂が帰る海…」
そして”海の異空間”での融合シーンへと。漠然と”水”を印象づけていたアグルに対しアグルV2は明確に”海”のウルトラマンなのだと思います。その辺りに、既にガイアと融合した筈のアグルと、アグルV2との違いがあるような気がします。
ガイアとアグルV2は静止した”異空間”を経てウルトラマンの力と融合しました。でも、アグルはプロノーンカラモスで「ただ」光と融合した。私はここから「アグル=バッタモン」説を、急遽立てました (まあ半分本気くらいだけど)。アグルは、実は正当なウルトラマンではなく
(なぜならばあの時点での藤宮は純粋ではあっても守るべきモノ/戦う誇りを持ってはいなかった)
「ウルトラマンに極めて近い何か」、或いは意志の伴わない「力のみ」のウルトラマンの抜け殻のようなものだったのではないでしょうか (途中16話で中途半端なパワーアップしたのも、怪獣にエネルギーを与えて消耗するのも、元からその力が半端だからなのでは?)
? そうであるが故に、自らの方針と意志を持たないが故に、それは破滅招来体の意志にまんまと操られガイアと反目しもしたし
(真のウルトラマンがウルトラマンと戦うだろうか?)、それ自体の意志が無いからこそ容易に藤宮の手を離れて我夢の「正当な力」と融合することもできた
(意志を持つものが簡単に他の意志と融合するだろうか?)。アグルとアグルV2は互いに別々のもの”とも”、考えられるのではないでしょうか?
正当な人の心に共鳴して地球の意志を体現する”光”の下に集った地球の力、すなわち藤宮の言う「ウルトラの力
(このフレーズ嫌い!)」は、”陸の異空間”で融合したガイアと”海の異空間”で融合されたアグルV2のそれのみ、だったのではないでしょうか?
つまりウルトラマンはガイアとアグルV2のみであり、アグルV2と呼ばれているモノこそが唯一の正当なアグルなのではないだろうか?
ガイアはアグル(?) の力をきっかけにV2にヴァージョンアップしたけど、アグルV2は必ずしもアグルをベースに何かが足されて”ヴァージョンアップした結果”とは言えない
(何故ならアグルの力は我夢に移ってしまった後だから)
ことからも、アグルV2というのは実は素の状態の”真のアグル”なのでは?と考察できます。。
…まあその辺はともかく、事前に円谷プロHPで「物凄い」と予告されていたにも関わらずその融合シーンは見てて
(何度見ても) 鳥肌が立つほど美しいシーンでした。あそこまで演出に恵まれた「誕生」をしたウルトラマンはかつてなかったでしょうね。20世紀最後のウルトラマンだしね。オープニングでも完全復帰しました。アグルも空中で一回転してランディング。すげえ。
技も明らかに進化しましたね。フォトン・スクリューやアグルセイバーのエフェクト、気合入ってるなー。
フォルムは…。割れた海の中、光に包まれて立ち上がるアグルV2を見て私は「ゾフィーに似てるな」と思いました。なんか、カラーリングというか
(勿論青なんだけど) 全体のラインがゾフィーのように思われたのです。まあそれは賛同してくれるヒトいなそうだけど
(笑) 。作って思うことですが、胸部プロテクタの形状はV2というよりはシュプリーム形態にかなり近いデザインなんですね。アグルV2がそれ自体むしろシュプリームヴァージョンに近い存在であることを暗に示しているようです。
アグルV2は善と悪の狭間にあり黒を基調にしていたアグルの危うい美しさとは異なる、華やかな美しさに満ちたもはや完っ全に正義のウルトラマンになりましたね。それは少し残念で、それよかちょっとだけ嬉しいことのように思います。
残念ながら終盤は (特に相手が破滅魔人の場合には)
序盤に登場して敗れ去り、しかしてガイアの雪辱戦という展開が多くなりがちで、全国のアグルファンをやきもきさせましたが、すっかり善玉の藤宮/アグルV2はめげることなく度重なる敗戦にも耐え、最終決戦までガイアを支えて戦い抜きました。そんな君も立派だよ。うん。
作品解説

ウルトラマンアグル
可動箇所:通常のフル可動(14)
実はこれこそが、ガイア放映開始直前に最初に作成したフル可動ウルトラマンで、今は関節が少し緩くなってますけど
何度も改修した思い入れも含め、とてもお気に入りです。手首は握り拳にして、かなり延長しました。足も長めです。滑らかな腰のラインが、他のウルトラマンではなかなか実現できませんでした。
塗装です。青はフタロシアンブルー、黒はメタルブラック、銀はシルバー。エネルギーゲージはゴールド、額のブライトスポットとゲージ内部のエネルギーポイントは青竹色、目はスーパーホワイト4、です
作品解説
ウルトラマンアグルV2
可動箇所:通常のフル可動 (14) +手首関節1=(15)
「アグル復活」放映の次の日にソフビをゲットし、その週のうちに、実質三日で完成させた速成モノです。ウルトラマンもいい加減7作目なので、ね。V2のアグルセイバーがアグルソードと異なり実際に握って扱うタイプの剣だったので、これはアグルに握らせてみようと考えました。そのため右手を握り手様に改造し
(左手もアグル同様握り拳に改装)、右手にのみ手首関節を付けて前後にスイングするギミックを入れました。これはー、剣を持つフィギュアには重要なギミックだなと付けてみて思いました。また、白
(シルバー) を多用する塗装でアグルよりも太めな仕上がりになると踏んでいたので、あらかじめスリムな印象に出来上がるように腰等を絞りました。アグルセイバーはサムライトルーパーか何かの剣をベースに。日本刀でしたが無理矢理西洋刀に改装。
塗装です。青はフタロシアンブルー、黒はアグルと変えてブラック、銀はシルバー。ライフーゲージはゴールド、額のブライトスポットとゲージ内部のポイントは共にアグルより明るめのメタリックブルー。
目はスーパーホワイト。それにしても同じ色使って塗装しても他の色との兼ね合いで色自体の印象もだいぶ変わるもんですね。アグルの青とV2の青が同じ青に見えないや。シルバーのラインは塗装ではガッシリ感をだそうと考えて、全体にアグルより太めに塗り分けました。セイバーの握りはフタロシアンブルーで、刀身は蛍光クリスタルグリーン。ま、画像にエフェクトかけてるので何やらわかんないでしょうけど
(笑) 。
*1:「悪」+”アグレッシブ”でアグルだそうで。
*2:実は岐阜県神岡町にある宇宙素粒子研究施設
”スーパーカミオカンデ” らしい。「一体なんでまたこんな建造物が!?」って感じの代物。
*3:実際にはクィーンメザードの作り出した幻影。或いはその人格はクィーンそのもかもしれない。
*4:実際藤宮は何故あそこであんなアホなことしたのだろうか?
私には未だによくわからない。
*5:この時点で藤宮が 「東方不敗よりバカじゃない」 ことが確認された。
*6:あの段階で殺そうと思えば我夢を殺せた筈なのにそうはせず、我夢=ガイアを連れ去ろうとしたことは興味深い。惑星の防衛機構:ウルトラマンは、地球特有の、彼らにとっても貴重なものなのだろうか?
また破滅招来体にとって地球は、ウルトラマンはそれほど特殊な存在なのだろうか?
*7:ガイアのクォンタムストリームと違って連射も可能。水
(リキッド) が語源かな。
*8:人類の削除をもって地球を救おうと考える藤宮に「君は簡単な方に逃げているだけだーっ」て我夢が言ったときは、見てて「おおおおーっ!」と思いました。
…結局エコロジーというひとつの主題? はなんかどっかいってしまいましたけどね。それは子ども啓蒙番組としてはちょっと残念なのですが、「根源的破滅招来体さんが意外と知的でいらっしゃる」という発想はなんというか、それを不可避的な
「自然現象」 みたいなもんかと構えていた私には、ちょっと裏切られて嬉しいです。とりあえずCOVやバーサイト、ゾーリムを送り出し、おそらくはアンチマターやディグローブ、金属生命体や波動生命体にも関与しているであろう
(ゴキグモンとは無関係であって欲しい。個人的に。) 、要するにワームホール関係は当然として宇宙から来る脅威の殆ど全てに関与しているであろう、非常に知的な生命体さんなのでしょう。
惑星の”防衛本能”=ウルトラマンを互いに争わせて巨獣を引き込むワームホールを創り出すエネルギー源にしたり、「そのために」わざわざ光量子コンピュータにハッキングしたり
(藤宮の助手君も頑張って13回もバグチェックしたのにねぇ)、ちょっとせこいけどよく頑張ってますね。騎士道精神にも富んでいて
(笑) いきなり怪獣軍団送り込んだりするような風情のない攻め方はしません
(バーサイトはどうかとは思うが)。立派です。で、その正体は?
「普通の宇宙人」だと悲しいなぁ。超未来の人類とか?
それも捻ってないなぁ。じゃあダニエル?アルケミは最近特に裏はないみたいだし
(でも、42話でアルケミの知識も破滅招来体側に既に取り込まれてたことが判明したね。)、それもなー。
…結局のところ、”根源的破滅招来体”は地球と人類の計り知れないポテンシャルを怖れ、早い時期にその成長の芽とそれに伴う”宇宙規模の環境破壊”
(のようなもの) を摘むために立ち上がった温和?
で、しかし狡猾な知的生命体の集合体、ってとこでしょうか。その戦力も自前分は意外に少なく、実際にはCOVやパズスも強化措置こそ受けているものの彼らとは別個に発達した惑星の生命体であったのですね。
個人的には「捻りは、やっぱなかったなあ」と思います。SFでは結構、「地球のポテンシャルを怖れる宇宙人や地球未来を知る未来人が、その成長の芽を摘むために攻撃をしかける」という構図はあるしなー。それに、この比較的メジャーな地球侵略パラダイムからは、言ってしまうと見も蓋もないけど、「今は大したことないけど将来は大人物になる”筈”の僕を、理解のない大人達が鋳型に押し込んで没個性化しようとしてるから、僕はそれと必死で戦う!」ていう程度の、要するに満たされない餓鬼のメンタリズムしか感じないんだよね。もうちょっとグローバルな視野に立って地球の現状や将来の展望について、また地球と宇宙との今後の関わりまでも考えを馳せたくなるような、
深い展開に持ち込んで欲しかったなぁ。
最終話では破滅招来体の魔虫”ドビシ”に覆われてほぼ全ての情報通信を絶たれた地球を愁う藤宮に、稲森博士
(故人) がニュートリノ通信を示唆するシーンで「地球はひとりぼっちじゃないのよ。地球を貫くエネルギーがあるじゃない。それで地球は他の宇宙とも繋がっているのよ」のように述べるシーンで、個人的に上述したような意味で「おおっ!!」と思ったんですけどねぇ。ま、この辺のテーマは次回作に譲ればいいのかな?
| TOP | Japanese |